《体重落とす→→腰に◎!》

「腰椎椎間板ヘルニア」…1度は聞いたことがある方も多いのでは?

腰痛や坐骨神経痛の症状が出て、坐骨神経痛がひどい場合は手術になることも…(*_*)
手術後経過が良ければ症状は改善しますが、再発してしまうケースもあります。その時は「再手術」になるので、出来る事なら再発は防ぎたいところです。

そこで…
どのような方が「腰椎椎間板ヘルニアの手術後」に再発しやすいのか、を調査した研究(1)を紹介します♪

《対象》
・腰椎椎間板ヘルニアで手術に至った126名
・平均年齢 50歳(75歳以上は対象外)
・男性 87名、女性 39名 #ヘルニアで手術をするのは男性が多いですね

・手術後に再発→25名#2割の人が再発していました。

《再発した人と再発しなかった人の違い》
①体重が重かった
②椎間板の高さが高かった
③腰椎部分に負担がかかっていた

①体重が重かった
・再発しなかったグループはBMI(ボディマスインデックス)23.8
・再発したグループはBMI24.8

Body mass index (BMI)を基準に体重を評価  *WHO(世界保健機関)の基準*1

BMI 18.5以下:痩せ型
BMI 18.5〜24.9以下:ノーマル
BMI 25〜29.9以下:過体重
BMI 30以上:肥満

②椎間板の高さが高かった
椎間板とは
・腰椎腰の骨と骨の間にあるクッション材
・あんパンみたいな構造
・椎間板ヘルニア→あんパンのあんこが出てしまう状態。
・再発グループは再発しなかったグループと比べてあんパンの高さが高かった。
#あんパンの高さが高いということは→あんこがたくさん入ってる→比較的しっかりしていて高さもあることが多い

このことから…
(腰椎椎間板ヘルニア)あんこが飛び出した!→取り除く(手術)→もともとあんこが多い→次のあんこが出る→再発という可能性も考えられます

③腰椎の部分に負担がかかっていた
椎間板だけでなく、椎間板上下に位置する「腰椎(腰の骨)」まで負担がかかることがあります。そういう方にも再発が多かったようです。

上記の②③は不可抗力ですが、 ①体重はコントロールする事も可能?(強い意志を持って!)

ある論文には「肥満だと腰痛が起こりやすい」とあるので、腰を守るためにも「適正体重を保つ!」ことは大切ですね(^_^)

体重と腰痛の関係ついては過去にも紹介しているので、是非覗いてみてくださいね♫

僕は今朝、体重計にのったら体重が増えていました*\0/*
ただでさえ食べ過ぎてしまうお正月、そしてコロナ渦での巣ごもり生活…体重コントロールは例年以上に気をつけなきゃと思っております。。。

*1 BMI(Body Mass Index)はボディマス指数と呼ばれ、体重と身長から算出される肥満度を表す体格指数です。子供には別の指数が存在しますが、成人ではBMIが国際的な指標として用いられています。健康を維持するためは日頃からBMIを把握することが重要です。

計算式はBMI 体重kg ÷ (身長m)2

 

引用文献(1)

M E Yaman et al., Factors that influence recurrent lumbar disc herniation

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28253483/

西川整形外科ホームページ: http://www.naoso.com/

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