「発育期腰椎分離症」の方➡️➡️「反り腰」多!!

皆さん、こんにちは(^_^)
最近「ブログを見てきました!」という患者さんが増えてきて、益々”やる気”が湧いている今日この頃です♫

今回も「発育期腰椎分離症」です。
また〜??と思われるかもしれませんね>.<

僕はよく『pubmed』という論文検索サイトを閲覧するのですが、興味のある論文を見ていると、それに関連した論文がいくつも出てきて、ついついあれもこれも…と見てしまいます。
Youtubeで関連動画が次々と出てきて、結局長く視聴してしまうのに似てます=_=

そして今日もまた、前述のサイトから「発育期腰椎分離症関連」の論文を紹介していきたいと思います♪#本当にこの腰の疲労骨折の患者さんは多いので、参考にして頂けると嬉しいです(^_^)

「反り腰」(腰が反っている状態)という言葉を、耳にした事がある方もいるかもしれません。
器械体操や新体操をしている女性に多く見られる状態です。#ドナルドダックも反り腰
「反り腰ってなんでなるんだろう?」「腰痛や発育期腰椎分離症に関係ある?」と話題になっていて、その疑問に答えてくれていた論文があったので紹介します。
「やっぱり!」という内容で、さすが世界の研究者の仕事は素晴らしい〜!の一言でした(^_^)♪

それでは早速…
《対象》
・発育期腰椎分離症の方…35名
・腰痛がない方…86名
・9歳〜15歳くらい

《方法》
・MRIにて、腰の反り具合の角度をみる。
・腰の骨(腰椎)の大きさを比較

《結果》
・発育期腰椎分離症の方は、腰痛がない方よりも腰の反りが大きい。いわゆる反り腰の傾向でした。
・女性の方が反り具合は大きい傾向
・腰椎の大きさが、発育期腰椎分離症の方は小さい。

バレエや体操をしている小柄な女の子は、腰が反っている印象を受けますが、それを裏付けるような結果になっています。
また、腰の反りが大きい方は、そうでない方よりも腰椎の動きが大きい、という他の報告もあります。反り腰→腰がよく動く→腰に負担がかかる(T_T)
ということになるのでしょうか?

腰の骨の大きさや反り腰の程度は、生まれ持ったもので、どうにもできないことが殆どです。
しかしそのお陰で演技では、他の人よりも大きな動きができる、という強みもあります。

《まとめ》
腰を痛めないために、腰の強みと弱みを把握した上でスポーツに取り組むことが大切ですね♪
「反り腰」の方は、このブログでも以前紹介した「コアトレーニング」を取り入れると、腰への負担が軽減すると思います。
興味があれば、是非お試し下さい(^_^)(^_^)(^_^)

引用

Tishya A L Wren et al., Increased Lumbar Lordosis and Smaller Vertebral Cross-Sectional Area Are Associated With Spondylolysis Spine (Phila Pa 1976). 2018 Jun 15;43(12):833-838. doi: 10.1097/BRS.0000000000002480.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29095410/

 

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