疲労骨折が多く起こる体の部位は、〇〇です。

腰』です^^

疲労骨折とは

通常の骨折は、一度の外力により骨が折れてしまうことです。それに対して、疲労骨折は、骨の同じ部分に何度も繰り返される外力により骨の疲労現象を来して起こると言われています(1)。針金を繰り返し曲げ伸ばししているとだんだんストレスがかっかっているところが熱くなり、ついに折れてしまうのと似ています。

日常生活ではそれほど骨の同じ部分にストレスがかかることはありませんが、スポーツ選手は同じ動作を繰り返すことで、骨に負担がかかり疲労骨折を起こしてしまう方も少なくありません。

スポーツ活動が以前よりも盛んになり、加えてスポーツ開始の低年齢化により、疲労骨折は増加傾向で、発生部位も多様化しているようです。

疲労骨折というと足の骨に起こることが多いと思われていましたが、最近ではMRIなどの画像診断の進歩により、腰椎疲労骨折の頻度が高いとの報告もあります(2)。成長期の子どもの腰痛は、疲労骨折を注意しなければいけません。腰の疲労骨折見逃してしまい、重症化(骨折)したものを腰椎分離症と言います。スポーツで足に負担がかかるのは分かりますが、それよりも腰のほうが負担かかっていることが多いようです。

スポーツをしている成長期の子どもの腰痛 注意です^^

(1)Mink. J.H., et al. : Occult cartilage and bone injuries of the knee. Radiology. 170 : 823-829. 1989

(2)能見修也ほか:スポーツにおける疲労骨折の実態. 日本臨床スポーツ医学会誌. 19: 43-49. 2011

 

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