スポーツって腰に悪いの?

腰痛は二足歩行を選択した人の宿命と言われています。 60%から80%の人が生涯に一度は腰痛を経験するそうです。

アメリカの報告ではアメリカ国民の約2%が慢性腰痛のため就業不能に陥ると言われており、アメリカにおいては腰痛は健康保険を破綻させた一因とも報告されています⑴。

日本人の腰痛の状況について、平成22年国民生活基礎調査より男性では第5位が手足の関節痛、第4位が咳や痰、第3位が鼻づまり、第2位が肩こりそして第1位が腰痛となっております。女性は第5位が体がだるい、第4位が鼻つまり第3位が手足関節痛そして第2位が腰痛、第1位が肩こりとなっています。

男性女性共に腰痛は困っている症状の上位です。

 

腰痛は侮れないです。

 

大学生の腰痛アンケート調査での報告は腰痛をこれまで感じたことある人はスポーツを経験していない人で50%でした。またスポーツを経験している人では64.6%が腰痛を経験したことあると答えていました⑵。大学生の時点で半分以上が腰痛を経験しているという事は、比較的年齢が若い時期から腰痛が生じていることがわかります。 またスポーツを経験している人は経験していない人よりも腰痛を起こす可能性が高いことが伺えます。

 

腰痛は誰しもが起こりうる病気です。腰痛を起こす部位としてあげられるのは代表的なものは椎間板です。椎間板は背骨と背骨の間にあるクッションのことです。このクッションが何らかの原因で傷めてしまうと腰痛が発生します。 先ほどの大学生の腰痛アンケートからスポーツ選手は腰痛が発生する率が高いと言われていて⑵、その腰痛は椎間板が傷んでいるかに関連すると言われています⑶。高齢者の場合、椎間板は自然に傷んでくるため高齢者の腰痛と傷んでいる場合は腰痛とは関係ないと言われています。しかし大学生までの若い子達にとっては椎間板が傷むことは腰痛の原因となりうると考えられます。

 

若い子たちの椎間板が傷んでしまうスポーツ種目は第一位はバレーボール第2位はウエイトリフティング第3位は柔道、第4位野球、第5位は競泳です⑶。上位を占めるスポーツは前傾姿勢で構えることが多いスポーツや重いものを持ち上げたりするスポーツです。

 

将来、腰痛を発生する可能性が高いスポーツを行う方はそうでない人より注意しないといけません。 スポーツ種目は変えられないので柔軟性や基礎トレーニングなど入念に行う必要があります。スポーツ種目によって椎間板を傷める確率が違うのは驚きです。

 

菊池臣一 – 腰痛 初版. 東京. 医学書院, 2003

⑵Hangai et al., AM j Sports Med, 2010

⑶Hangai et al., AM j Sports Med, 2009

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