福島県立医科大学:加藤欽志先生(整形外科医)の発育腰椎分離症の論文のご紹介^^第2弾

今年もみなさまありがとうございました^^
今年は、青木保親先生と一緒に本を出せました。とてもいい思い出になりました。来年も臨床、研究、発表がんばりますのでどうぞよろしくお願いいたします。

さて、今回は前回の第2弾ということで、福島大学の加藤欽志先生の論文のご紹介ですー
前回は見ていただけましたでしょうか?

前回は、『野球プレーヤー:腰痛が〇週以上続くと→発育期腰椎分離症(腰の疲労骨折)に注意?』という話で、答えは腰痛が4週間以上続くと発育期腰椎分離症になっている可能性↑ですといった内容でした。

今回は、野球選手で発育期腰椎分離症になってしまった子は、野球のどの動作で痛みをうったえる傾向か?です。これも気になりますよね。投球中?打撃中?守っているとき?さていつでしょう?

答えは、走っている時 でした。走っている時腰痛を特に感じているそうです

加藤先生は、選手たちに、腰痛を感じるのは、打撃中?投球中?守備?走っている時?の4つの状況で聞いていました。結果、発育期腰椎分離症になっている選手の腰痛は、走っている時に感じると答えた選手が多かったとのことです。

ボクは打撃かな?と思っていましたが、意外でした。野球なので腰にストレスがかかるところは、打撃や投球だと思いがちですが、発育期腰椎分離症の痛みは走っている時よく感じるのですね。今回は野球選手が対象でしたが、多くのスポーツは「走る」はよくおこなうと思いますので他のスポーツでも応用がきく結果だと思います。

臨床で、どの状況で痛むか細かく確認していないこともあるので、来年からしっかり聴取して見逃さないように気をつけます^^加藤先生、今回もありがとうございました。

みなさま、それでは良いお年を!来年もどうぞよろしくお願いいたします。

参考文献
Kato KInshi et al.,Clinical characteristics of early-stage lumbar spondylolysis detected by magnetic resonance imaging in male adolescent baseball players
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36396506/

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福島県立医科大学:加藤欽志先生(整形外科医)の発育腰椎分離症の論文のご紹介^^

自宅の階段で娘達とすれ違う時、道をゆずるのはいつもボクです(ToT)
#世のお父様方いかがでしょうか
#娘達は決して速度を緩めません

福島県立医科大学:加藤欽志先生(整形外科医)の論文がとても勉強になります!
…なので、皆さんにもご紹介させて下さい\(^o^)/加藤先生をご存知の方も多いのではないでしょうか?

ボクも個人的に色々とご指導いただいています♪

加藤先生は脊椎外科医(背骨専門)の先生です。また、野球をはじめ「脊椎のスポーツ障害」においても著名な方です^^

先日、先生が『野球選手の腰痛症』についてまとめた論文が出ました。そこには、これまでボクが疑問に思っていた野球選手の発育期腰椎分離症について「!!!!」と思うほど、役に立つ情報が満載でした!ので、皆さんにも当ブログで数回にわけてご紹介させていただきますね♫

第1回目は…

『野球プレーヤー:腰痛が〇週以上続くと→発育期腰椎分離症(腰の疲労骨折)に注意?』

➡➡4週間以上

《対象》

・中高校生の野球選手
・13〜18歳で腰痛あり
・計171名

《調査期間》

・2018年〜2022年(超大作です)

《調査内容》

・腰痛の特徴
・投球側、右打ち、左打ち、ポジションなど
・全て加藤先生が行ったそうです(゚д゚)!

※普通は171名の対象をたった1人で調査するなんて、とてもじゃないけどできません。本当に先生の熱意が伝わる研究です。

※腰痛の特徴を見るために様々なテストを行っていますが、加藤先生がお1人でされているためテスト方法も統一されており、信頼できるデータになっていると思います。

《結果》

・いくつも有用な結果が出た

・その中から今回は、発育期腰椎分離症になった選手をピックアップ。

・通常の腰痛になった選手よりも、腰痛が続いている期間が長い。

・4週間以上腰痛が続いていると発育期腰椎分離症の可能性が高くなる

…なかには4週以内でも発育期腰椎分離症になっている方もいますが。

《まとめ》

中高生の野球選手の長引く腰痛には注意が必要です!!

次回も、加藤先生の論文をご紹介したいと思います(^o^)♪

それでは…

 

引用
Kinshi Kato et al., Clinical characteristics of early-stage lumbar spondylolysis detected by magnetic resonance imaging in male adolescent baseball players
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36396506/

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投稿していた論文が掲載されました^^30日間無料で閲覧できますー

皆様いつもブログを見ていただきありがとうございます。今回は嬉しいお知らせです!
以前投稿していた論文が無事に掲載されました^^なんと著者、共著合わせて10本目の記念になる論文となりました。#うれしいーー

雑誌名
Musculoskeletal Science and Practice

タイトル
Lateral bending differentiates early-stage spondylolysis from nonspecific low back pain in adolescents

となります。無事に採択、掲載されて安心しました。欧州のELSEVIER社の雑誌になります。なんと30日間無料で閲覧できますのでリンクを貼っておきます。#期限を過ぎると論文をみるのに40ドルくらいかかります

以下のリンクをクリックしていただければ論文全てが閲覧できます。よろしければ見て頂ければ嬉しいです。

https://authors.elsevier.com/a/1eYvC_u8ZAnilP

つぎも論文を出せるよう臨床そして研究活動を頑張っていきます^^これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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『腰の疲労骨折!腰を反らすと…痛い?痛くない?』

うちにはネコがいます♪
とても愛らしくて、可愛いくて、優しい子♡なんですが、妻にしかなついていません。。。
#遠くからみてます
#妻がいないときは、たまに来てくれます

今回のタイトルは、『腰の疲労骨折!腰を反らすと…痛い?痛くない?』

答え➡️若年者で腰痛がある場合は、疲労骨折でもそうでなくても、腰を反らすと痛みが出ます(TT)

みなさま、こんにちは♫
この度、論文が掲載されました!
うれしいです\(^o^)/♪
今回の論文は、発育期腰椎分離症について調査したものです。その論文をいくつかに分けて紹介していきたいと思います^^

「発育期腰椎分離症」は腰の疲労骨折です。
部活動やクラブなどで運動をしている子に多くみられ、その中でも野球、サッカー、バスケ、陸上など激しいスポーツに多いように感じます。

腰痛には疲労骨折と、そうでないケースがあります。椎間板を痛めたり、腰の関節を痛めたりする場合です。この時、腰を反ると痛みが出ます。この痛みについて調べてみました。

《対象》
・腰痛症の子ども101名
・平均年齢は14.4歳

《条件》
・MRI検査をして疲労骨折の有無を確認

《検査結果》
・腰の疲労骨折→53名
・疲労骨折ではない腰痛症→48名
半分以上が疲労骨折だったということになります。多いですね>.<

《方法》
腰をそらしたときと、前におじぎをしたときの腰痛の有無を確認。

《結果》
・疲労骨折でもそうでなくても、腰を反ると痛みが出る傾向。
・疲労骨折→おじぎをしても痛みがでない傾向
・疲労骨折がない腰痛症→おじぎすると痛みが出る傾向

《まとめ》
・疲労骨折でもそうでなくても、腰を反るといたい
・疲労骨折→おじぎではあまり痛みが出ない

この事から「反ると痛いけど、おじぎはそうでもない腰痛」は、腰の疲労骨折かもしれませんね。
絶対ではありません!ですが、判断材料の一つにはなると思います♫

こういったテストを、理学療法士はよくつかいますが、多くの種類のテストを組み合わせて実施していきます。
その理由は、ひとつの検査(テスト)だけでは、なかなか判断がつきにくく、より精度を高めるために様々なテストを行うのです(^^)

今回掲載された論文には、腰の疲労骨折をみわける他のテストものっています。
この続きはまた次回!
乞うご期待!!\(^o^)/

引用
Sugiura et al.,Utility of Physical Examination Findings for Predicting Low-Back Pain in Adolescent Patients with Early-Stage Spondylolysis: A Retrospective Comparative Cohort Study. November 27, 2021; doi: dx.doi.org/10.22603/ssrr.2020-0199

※セミナーのご案内!!※
西川整形外科では、「リハビリテーション研究会」を定期的に開催しています♪
普段は院外の先生に講演をしていただいているのですが、今回は「ボク」が発表することになりました!
タイトルは
『発育期腰椎分離症の評価とリハビリテーション』です。
・医療従事者向けの勉強会になります♫
・まさかの「ハズレ回」にならないよう、只今念入りに準備中です!
・12月19日、年末の忙しい時期ですが、当日参加できなくてもアーカイブで後日視聴できるようにしますので、ご興味のある方はぜひお越しください♫案内を添付させていただきます^^
セミナー案内:https://peatix.com/event/3052958
紹介ブログ:http://pain-physio.net/seminer/

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『〇〇の動き』が改善すると腰痛予防になる!?

仕事の締め切りが近づくと、部屋の掃除をはじめます。。
#現実逃避
#学生時代のテスト前と同じ心境

『〇〇の動き』が改善すると腰痛予防になる!?

それは…『肩まわりや胸椎(背骨の上の部分)』!

みなさま、こんにちは\(^o^)/
今日はボクの友人で理学療法士:山崎一史先生(静岡県 菊川市立総合病院)の論文を紹介します♫

発育期腰椎分離症のかたが治療をおえ、その後再び腰痛をうったえることがあるのですが、その時に腰痛がでた子とそうでない子の特徴をまとめた論文です。現場ですぐに役立つ内容になってます^^
では(…)

《対象》
・66名の発育期腰椎分離症の患者さん
・治療:コルセット使用、運動の禁止、症状改善後スポーツ復帰。
・最終的に経過を追跡できたのは53名。

《治療後、スポーツ復帰する前にテストを行う》
1:股関節の動き
2:肩の動き(肩があがる角度)
3:ももの裏の筋肉や背ボネの柔軟性(立って膝を伸ばしたまま手と床までのキョリ)
4:ももの裏の柔軟性
5:ももの表の柔軟性
6:股関節の柔軟性
7:腹筋のつよさ
8:体の使い方や総合的な柔軟性をみるテスト

《方法》
・治療をおえてスポーツ復帰し、1ヶ月経過後の腰痛の出現状況を調査。

《結果》
①腰痛が出なかった:24名
②腰痛がすこしでた:20名
③すごく痛くなった、痛くてスポーツ自体ができなくなった:9名

・①と②③を比較すると、②③は年齢がたかい傾向で、1〜8のテストの結果、(上記8)「肩まわりの総合的な柔軟性が低下」していた。

・年齢:①は平均13歳、②③は平均14歳でした。

《感想》
山崎先生は「年齢が高い=最終学年の割合がふえる。だから復帰後、頑張りすぎるのが原因なのかも」と考察していました。

ボクが個人的に興味深いと思った点は、
『肩まわりの総合的な柔軟性』(背中で手を上下から交差させるような肩や肩甲骨、背骨の動きがまざりながらの動作=機能)、この肩の機能が低下している子たちに腰痛の再発がみられたということです。

今回の論文では「発育期腰椎分離症」を対象としていますが、以前から腰痛症のかたは上半身や肩まわりの柔軟性がすくない、という報告がありました。発育期腰椎分離症の患者さんでも同様の結果になったことはとても興味深いです。

西川整形でも、腰痛予防対策として『上半身や肩まわりの柔軟性をあげるプログラム』を行っていますが、こういった報告があると、これからも自信をもって患者さんに勧められます♫

腰痛予防➡️腰以外のリハビリも重要!だと知っていただければうれしいです\(^o^)/

引用 Yamazaki Kazufumi et al.,Physical characteristics of patients with symptomatic lumbar spondylolysis who have recurrent low back pain after returning to sports
Journal of Bodywork and Movement Therapies https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S1360859221001662

 

※セミナーのご案内!!※
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普段は院外の先生に講演をしていただいているのですが、今回は「ボク」が発表することになりました!
タイトルは
『発育期腰椎分離症の評価とリハビリテーション』です。
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『たくさん運動▶️腰がいたい▶️腰の疲労骨折かも』

​​オリンピック選手のすばらしい活躍に刺激されて「自分もがんばろう」って多くのかたが思ったのではないでしょうか?ご多分にもれずボクもです…選手のみなさまありがとうございました^^          #いつまでこの気持ちがつづくか?お願いつづいて                                                                               #いいオリンピックでした 

『たくさん運動➡️腰がいたい➡️腰の疲労骨折かも⁉️』

〔問:たくさん運動=運動時間とはどのくらいでしょう?]

[答〕・男児‥週17時間以上
・女児‥週23時間以上

『成長期➡️長時間の運動➡️腰の疲労骨折に注意!』

このブログでよく紹介している腰の疲労骨折。
それは『発育期腰椎分離症』。

成長期に多い腰の病気で、運動のしすぎにより腰に過度の負担がかかることが原因となります。
一口に「運動のしすぎ」と言っても、時間でいうとどれくらい運動したら危ないのかは、よく分かっていませんでした>.<
今回は、具体的に「練習=運動時間」を研究した論文をみつけたので、紹介しますね♫

《対象》
・中学生200名
(注)成長期腰椎分離症は小学生〜高校生(大学生も稀に)に多い

《結果》…腰痛がある人で、1週間の運動時間が
・男子→週17時間以上
・女子→週に23時間以上
腰の疲労骨折の可能性がある。

(例)
・男子→週17時間以上,週6日の練習→1日の練習時間は平均2.8時間。

部活動やクラブチームの活動が盛んだと、練習時間がこのぐらいの子たちは多いと思います。
むしろ、これ以上の練習時間を設けているところの方が多いようにも感じます。

僕個人の印象では、腰の疲労骨折を起こす方の多くは、部活やクラブチームの練習以外に自主トレをしているように思います。

《まとめ》(^^)
練習時間が上記以上の場合、自主トレの時間をコントロールして「成長期腰椎分離症」を予防していきましょう‼️
「予防」は大切ですよ♫

参考文献

Masashi Aoyagi et al., Identifying Acute Lumbar Spondylolysis in Young Athletes with Low Back Pain: Retrospective Classification and Regression Tree Analysis

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33395023/

 

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「発育期腰椎分離症」の方➡️➡️「反り腰」多!!

皆さん、こんにちは(^_^)
最近「ブログを見てきました!」という患者さんが増えてきて、益々”やる気”が湧いている今日この頃です♫

今回も「発育期腰椎分離症」です。
また〜??と思われるかもしれませんね>.<

僕はよく『pubmed』という論文検索サイトを閲覧するのですが、興味のある論文を見ていると、それに関連した論文がいくつも出てきて、ついついあれもこれも…と見てしまいます。
Youtubeで関連動画が次々と出てきて、結局長く視聴してしまうのに似てます=_=

そして今日もまた、前述のサイトから「発育期腰椎分離症関連」の論文を紹介していきたいと思います♪#本当にこの腰の疲労骨折の患者さんは多いので、参考にして頂けると嬉しいです(^_^)

「反り腰」(腰が反っている状態)という言葉を、耳にした事がある方もいるかもしれません。
器械体操や新体操をしている女性に多く見られる状態です。#ドナルドダックも反り腰
「反り腰ってなんでなるんだろう?」「腰痛や発育期腰椎分離症に関係ある?」と話題になっていて、その疑問に答えてくれていた論文があったので紹介します。
「やっぱり!」という内容で、さすが世界の研究者の仕事は素晴らしい〜!の一言でした(^_^)♪

それでは早速…
《対象》
・発育期腰椎分離症の方…35名
・腰痛がない方…86名
・9歳〜15歳くらい

《方法》
・MRIにて、腰の反り具合の角度をみる。
・腰の骨(腰椎)の大きさを比較

《結果》
・発育期腰椎分離症の方は、腰痛がない方よりも腰の反りが大きい。いわゆる反り腰の傾向でした。
・女性の方が反り具合は大きい傾向
・腰椎の大きさが、発育期腰椎分離症の方は小さい。

バレエや体操をしている小柄な女の子は、腰が反っている印象を受けますが、それを裏付けるような結果になっています。
また、腰の反りが大きい方は、そうでない方よりも腰椎の動きが大きい、という他の報告もあります。反り腰→腰がよく動く→腰に負担がかかる(T_T)
ということになるのでしょうか?

腰の骨の大きさや反り腰の程度は、生まれ持ったもので、どうにもできないことが殆どです。
しかしそのお陰で演技では、他の人よりも大きな動きができる、という強みもあります。

《まとめ》
腰を痛めないために、腰の強みと弱みを把握した上でスポーツに取り組むことが大切ですね♪
「反り腰」の方は、このブログでも以前紹介した「コアトレーニング」を取り入れると、腰への負担が軽減すると思います。
興味があれば、是非お試し下さい(^_^)(^_^)(^_^)

引用

Tishya A L Wren et al., Increased Lumbar Lordosis and Smaller Vertebral Cross-Sectional Area Are Associated With Spondylolysis Spine (Phila Pa 1976). 2018 Jun 15;43(12):833-838. doi: 10.1097/BRS.0000000000002480.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29095410/

 

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▶️発育期腰椎分離症の腰痛は休むと治る?

→→腰痛は徐々に良くなる♪

いつもブログの訪問、ありがとうございます(^_^)

さて今回は、腰の疲労骨折『発育期腰椎分離症の腰痛』について紹介していきたいと思います♪

この論文は、当院の理学療法士(大山隆人)が書いたものです。発育期腰椎分離症の方には腰痛の症状があります。。多くの方は運動中に腰が痛くなり、受診されます。
発育期腰椎分離症の診断がつくと、腰椎(腰の骨)を治すための「コルセット」を製作し、「コルセット療法」を開始します。この時、運動(スポーツ)は中止しなくてはいけません。。。

「それで腰痛はよくなるのか?」と、思いますよね??
安心して下さい!
腰痛自体は「コルセット療法」を始めて、1ヶ月程度経過すると消失してきます♪

それでは早速、大山PTの論文を紹介していきたいと思います。

『発育期腰椎分離症の腰痛と、その他の腰痛症の患者さんの腰痛の変化』を調査しました。
驚きの結果にご注目です!!

《対象》
・発育期腰椎分離症の方…47名
・その他の腰痛症の方…31名
・いずれも10〜17歳(成長期の子ども達)

《痛みの評価方法》
①動いている時の腰痛
②立っている時の腰痛
③座っている時の腰痛
それぞれを、これまで経験したことのない痛みを10、全く痛くないを0として、痛みを数字化し評価。これを初診時と1ヶ月後に行う。

《結果》
初診時:発育期腰椎分離症の腰痛
①4.7
②2.3
③2.4
初診時:その他の腰痛症
①5.1
②3.8
③4.1
腰痛の強さをみると、発育期腰椎分離症の腰痛は①では痛みが強いけれど、②③の痛みはそうでもないところが特徴です。対してその他の腰痛症は①〜③全ての場面で痛いのが特徴です。

そして加療後1ヶ月、①〜③時の腰痛が全て0になった割合は、発育期腰椎分離症では、61.7%。その他の腰痛症では、35.5%でした。
発育期腰椎分離症の腰痛の方が治療効果が出やすい、という結果になりました。

発育期腰椎分離症は腰椎の疲労骨折ですから、他の腰痛症よりも痛みが強い印象があると思います。
しかし今回の結果だけみると、その他の腰痛症と比べて、腰痛の程度は軽そうにみえてしまいます。スポーツ(運動)を休むことで、腰痛の軽減する速度が早いのも特徴です。

ここで大切なポイント!!
「腰痛があるんだけど、運動している時だけしか痛くなくて、授業中は大丈夫なんだよね〜」とか、「運動中は痛いけど、3〜4日休んだら腰痛が日に日によくなった。でも、また再開したらやっぱり痛い。。。」
そういう方は一度整形外科でMRI検査をして、腰椎の疲労骨折の有無を確認してみては?
軽症な腰痛と思っていたら、実は疲労骨折だった(T_T)ということも…

最近は、足の疲労骨折よりも腰の疲労骨折の方が多いとも言われています。成長期で、スポーツをしていて、しかも腰痛がある方(子供)はちょっと注意してみてください。

引用

大山隆人ら, 成長期腰椎分離症患者の臨床経過に関する検討. 2017. 第52巻 第2号 医学書院

https://webview.isho.jp/journal/detail/abs/10.11477/mf.1408200755

 

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発育期腰椎分離症の装具療法中でもリハビリテーションは大切です

おはようございます。今回は、このブログでもちょくちょく紹介している発育期腰椎分離症関係についての記事です。僕の友人の元、船橋整形外科で現在、広尾整形外科の理学療法士の石谷勇人(いしたに はやと)先生の論文を紹介させていただきます。石谷先生も腰椎分離症の研究をされていて腰椎関係の学会ではいつも情報交換させていただいています。とても優秀でイケメンの先生です。

発育期腰椎分離症患者さんは、多くはスポーツ選手です。しかし、腰が治るまでには、数ヶ月コルセットをしてスポーツを休まないといけません。数ヶ月もスポーツを休んでしまうと体力低下はどうしても避けることはできません。治療の最大の目標は、腰を治すことですが、その次の目標はスポーツに復帰することです。我々理学療法士は、「スポーツ完全復帰」をより考えていかなくてはいけません。

今回、石谷先生は、発育期分離症患者さんに対してコルセットで治療中にリハビリテーションを行い治療成績を調査されています。発育期腰椎分離症患者さんには朗報な内容です^^

対象の患者さんは発育期腰椎分離症(今回は片側第5腰椎分離症患者さんです)と診断され装具療法を行った37名です(全てスポーツ選手)。この37名を装具療法のみを行ったグループ17名と装具療法と早期からリハビリテーションを行ったグループ20名に分けて調査しました。

*装具療法とリハビリテーショングループはのリハビリテーションは、ストレッチと患者さんの状況をみながら、足の筋トレ、体幹の筋トレ、エルゴメーター(トレーニング用の自転車)などを行っています。

*ここについてはご自分で判断せずに、必ず主治医の先生、理学療法士の方の指示に従ってください。

検討項目

1装具期間(装具療法を行った期間)

2装具療法終了からスポーツ復帰までの期間

3癒合率(腰が治ったかどうか)

結果

1の装具期間については、両グループに差はありませんでした。

*リハビリテーションをしたからといって装具療法の期間が伸びることはなかった=リハビリテーションが治療を遅らせてしまうことはない

2の装具療法を無事に終了してから、スポーツ復帰までの期間は、装具療法のみグループは29.3日,装具療法とリハビリテーショングループは19.9日で、装具療法にリハビリテーションを加えた方が、装具療法が終わってから早期にスポーツ復帰が可能だった。

3癒合率については両グループの癒合率は差はなかった *装具療法中でもリハビリテーションを行っても治療成績に影響しない=リハビリテーションをしても大丈夫

発育期腰椎分離症は、腰の疲労骨折から骨折してしまう病気な為、これまでは腰が動かないようなしっかりした装具で固定して安静が主流でした。当院でも、患者さんの状況に合わせて装具療法を行いながらリハビリテーションを行っています。今回の石谷先生の報告は、今後発育期腰椎分離症のリハビリテーションを進めていく上で大変参考になる内容でした。リハビリテーションを行った方が、スポーツ復帰までの期間が短縮されるというのは、選手にとってはとても朗報だと思います。これからも石谷先生と情報共有して、質の高いリハビリテーションを患者さんに提供していきたいです。僕も論文を出せるように頑張ります。

*発育期腰椎分離症は、診断から治療まで長期間に及びます。まずは病気の早期診断が第一歩です。その次のリハビリテーションについても細心の注意をしながら運動を選択していかないといけません。患者さんご自身だけで行えるリハビリテーションではないので、ぜひ整形外科の医師の先生にまずはご相談ください。

引用

石谷勇人ら腰椎分離症を呈する成長期スポーツ選手の競技復帰状況. 日本リハビリテーション医学会

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjrmc/advpub/0/advpub_20018/_article/-char/ja/

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腰椎分離症に注意しなければならないスポーツは➡️➡️『野球』!!

「腰椎分離症」はこのブログでもよく紹介している「発育期のスポーツ選手に多い腰痛」で、痛みの原因が腰椎(腰の骨)の疲労骨折からくるというのが特徴です。
発症のきっかけは運動が主になります。
では、
「どのスポーツ種目が腰椎分離症の原因なりやすいのか?」という研究があったので紹介していきたいと思います♫

《対象》
・腰椎分離症患者 308名
・平均年齢15歳

《結果》
男性…野球>サ ッカー>ホッケー(アメリカの研究なのでホッケーが入ってました^_^)
女性…体操
・男性→野球が1番ハイリスク!
・女性→スポーツ種目によっての差はあまりない

腰椎分離症の方は当院にも多く来院されますが、やはり野球をしている方が多い印象を受けます。
ボールを投げて、バットを振って…と、その様な動作が腰に負担をかけてしまうのでしょうか。

では野球は危ないからやらない方がいい?→→そんなことはありません!リハビリでは、腰の負担を軽減させるために股関節や他部位の柔軟体操、腰の筋力トレーニングを行います。
リハビリの目的は「野球や他のスポーツに負けない身体を作る!」です(^_^)

今回の調査結果は「野球」でしたが、スポーツをしていれば発育期の子供はみんな腰椎分離症のリスクがあります。日頃から柔軟体操や補強運動をしっかり行い、腰椎分離症にならないように気をつけてくださいね♫
万が一、運動中に「腰が痛いな」と思ったら我慢せずに受診してください。
MRI検査ですぐに診断がつきます。そして早めの対処をすることが何よりも重要です!

引用文献

Mitchell Selhorst et al., Prevalence of Spondylolysis in Symptomatic Adolescent Athletes: An Assessment of Sport Risk in Nonelite Athletes

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31460956/

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〇〇脊椎がある6〜12歳は、腰の疲労骨折をおこしやすいかも

➡➡『二分』脊椎

発育期にスポーツなどでおきる腰椎の疲労骨折を「発育期腰椎分離症」といいます。

初期は疲労骨折ですが、そのままスポーツ活動を続けていると骨折してしまい、「分離症」に移行してしまうことがあります。このため早い時期の診断・治療が重要です。

今回は発育期の中でも、6〜12歳の児童が発育期腰椎分離症を起こしてしまう「特徴」について紹介します(1)。

《最大の特徴》

腰の部分(特に5番目の腰椎)に二分脊椎 があると

発育期腰椎分離症を起こしやすい。

※ 二分脊椎(2)とは…腰椎にある神経が通るトンネルが不完全な状態のこと

二分脊椎については整形外科で腰のレントゲンを撮れば診断がつくことが多いです。しかし発育期腰椎分離症である疲労骨折についてはレントゲンだけでは診断はつきません。確定診断には 「MRI 検査」が必要です。

今回は6〜12歳の年齢層が特に、との結論ですが二分脊椎についてはこれまで発育期腰椎分離症の方に多く見られるとの報告がありました。

「二分脊椎」自体はどうしようもできませんが、「二分脊椎」は発育期腰椎分離症と関わりがある、と知っておくことで、もしニ分脊椎がある方は発育期腰椎分離症の早期発見につながるかもしれません♫

発育期腰椎分離症の治療成功の鉄則は『早期診断・早期治療』です。

スポーツをしていて腰痛が続く方は、早めの整形外科受診をオススメします(^_^)

引用

(1)Yuta Tsukagoshi et al. Characteristics and diagnostic factors associated with fresh lumbar spondylolysis in elementary school-aged children

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32737580/

(2)http://www.neurospine.jp/original35.html#:~:text=%E4%BA%8C%E5%88%86%E8%84%8A%E6%A4%8E%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%80%81%E8%84%8A%E9%AB%84,%E3%81%99%E3%82%8B%E5%8F%AF%E8%83%BD%E6%80%A7%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

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発育期腰椎分離症が多いのは男の子?女の子?どっち?
2倍以上男の子が多い

発育期腰椎分離症(腰の疲労骨折)は、スポーツをしている成長期の子どもに多いです。**発育期腰椎分離はどのスポーツに多い?についてはhttp://pain-physio.net/wp-admin/post.php?post=58&action=edit

では、実際に男の子と女の子ではどちらが多いのか?スポーツ別では野球やサッカーを行ってる子に多いのでそのことからも分かるように男の子に多いです。具体的には、女の子に比べて2倍から3倍弱男の子に多いそうです(1,2)。

スポーツ種目にもよりますが、より男の子の方が女の子よりも力が強いので、骨に負担がかかるのかもしれません。

起こりやすいスポーツに加えて男の子の場合、より発育期腰椎分離症を頭に入れておいた方がいいですね。

(1) Sakai T, Sairyo K, Takao S, Nishitani H, Yasui N. Incidence of lumbar spondylolysis in the general population in Japan based on multide- tector computed tomography scans from two thousand subjects. Spine. 2009;34(21):2346-2350.

(2)Diagnosis of Radiographically Occult Lumbar Spondylolysis in Young Athletes by Magnetic Resonance Imaging

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23136176/

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腰の疲労骨折を起こしやすいスポーツ種目の上位5つは?
野球、サッカー、バスケットボール、陸上、バレーボール

以前、疲労骨折が多く起こる部位は腰とお伝えしました。疲労骨折を起こす方の多くはスポーツ活動をしています。今回はどのスポーツで疲労骨折(腰)が多いかを紹介します。

American journal of sports medicineという雑誌に投稿された小林先生の論文からお伝えします。一年間のうち腰痛の選手に対してMRI検査をした200名を調査したものです。平均年齢は14.1歳。結果、200名のうち97名(48.5%)に腰の疲労骨折がみられました。実に半分!このデータを見ても腰の疲労骨折が多いことがわかります。

スポーツ別にみると、野球が60名、サッカーが47名、バスケットボールが30名、陸上13名、そしてバレーボールが12名でした。野球、サッカー多いですね。性別でみると多くは男の子でした。

野球やサッカーのスポーツ人口が多いのも影響しているとは思いますが、今回挙げたスポーツは要注意です。腰痛の症状があれば速やかに整形外科に受診してください。

Diagnosis of Radiographically Occult Lumbar Spondylolysis in Young Athletes by Magnetic Resonance Imaging

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23136176/

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◯◯泳ぎが腰に悪い?!腰の疲労骨折を起こしてしまった選手の泳法

今回の論文より:エリートスイマーの発育期腰椎分離症4名のうち3名は○○泳ぎの選手でしたー。

結論:2名平泳ぎ 1名バタフライ

発育期腰椎分離症(腰の疲労骨折)は、野球やサッカーに多い疾患ですが、スイマーの腰の疲労骨折の文献を見つけました。

今回、腰の疲労骨折を起こしたのはすべてエリートスイマーでした。週に12時間とか20時間泳いでいる人達です。年齢は13歳から18歳。1名だけ長距離の自由形の選手だったそうですが、この選手もバタ足や平泳ぎ練習中に痛みを感じていたそうです。

バタフライは腰を過度に反らすので腰に負担がかかります。そして平泳ぎのwave スタイルはFlat スタイルと比較して、より腰に伸展が起こり負担がかかるようです(最近はwaveスタイルが主流のようです)。平泳ぎの選手は練習で1日数キロ泳ぐようですが、実に腰の伸展屈曲を1000回以上繰り返すそうです。これでは腰に負担がかかりますね。あと近年、選手たちはウエイトトレーニングを増やしたり、水中で使うキックボードなどのトレーニング器具も腰の負担を増やしているのではないか、とこの論文の著者は警鐘を鳴らしています。

バタフライや平泳ぎで腰が痛い方、腰の疲労骨折の可能性はゼロではありません。

参考文献

Orthopedics and Clinical Science Spondylolysis as a Cause of Low Back Pain in Swimmers

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/10950449/

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疲労骨折が多く起こる体の部位は、〇〇です。
腰』です^^

疲労骨折とは

通常の骨折は、一度の外力により骨が折れてしまうことです。それに対して、疲労骨折は、骨の同じ部分に何度も繰り返される外力により骨の疲労現象を来して起こると言われています(1)。針金を繰り返し曲げ伸ばししているとだんだんストレスがかっかっているところが熱くなり、ついに折れてしまうのと似ています。

日常生活ではそれほど骨の同じ部分にストレスがかかることはありませんが、スポーツ選手は同じ動作を繰り返すことで、骨に負担がかかり疲労骨折を起こしてしまう方も少なくありません。

スポーツ活動が以前よりも盛んになり、加えてスポーツ開始の低年齢化により、疲労骨折は増加傾向で、発生部位も多様化しているようです。

疲労骨折というと足の骨に起こることが多いと思われていましたが、最近ではMRIなどの画像診断の進歩により、腰椎疲労骨折の頻度が高いとの報告もあります(2)。成長期の子どもの腰痛は、疲労骨折を注意しなければいけません。腰の疲労骨折見逃してしまい、重症化(骨折)したものを腰椎分離症と言います。スポーツで足に負担がかかるのは分かりますが、それよりも腰のほうが負担かかっていることが多いようです。

スポーツをしている成長期の子どもの腰痛 注意です^^

(1)Mink. J.H., et al. : Occult cartilage and bone injuries of the knee. Radiology. 170 : 823-829. 1989

(2)能見修也ほか:スポーツにおける疲労骨折の実態. 日本臨床スポーツ医学会誌. 19: 43-49. 2011

 

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