本年もどうぞよろしくお願いいたします:去年採択された論文の紹介です

本年もどうぞよろしくお願いいたします。西川整形外科で理学療法士をしております杉浦史郎です。
今年も臨床現場、リハビリ関係の情報発信、そして研究活動頑張っていきたいです。
今年、最初の記事は、去年European Spine Journalに採択された僕たちの論文をご紹介します^^

子どもたちが元気にスポーツを続けられるように:発育期腰椎分離症の研究

子どものスポーツに関わる「発育期腰椎分離症」についてお話しします。なんだか難しそうな名前ですが、実はスポーツを頑張る子どもたちに多い腰のトラブルのことです。「うちの子には関係ないかも?」と思った方、ちょっとだけ読んでみてください。もしかすると、役立つかもしれません。


発育期腰椎分離症ってどんな症状?

簡単に言うと、腰の骨が疲労骨折を起こすことで、腰に痛みが出る症状です。特にスポーツをする子どもたちに多く見られます。でも、早く治療を始めれば治る確率が高くなります!

問題は、診断が難しいこと。病院でMRIを撮らないと分からない場合が多いんです。これでは「ちょっと腰が痛い」くらいの段階では、見過ごされてしまうこともあります。


質問票で早期発見を目指す

私たちは、病院に行かなくても発育期腰椎分離症を見つけるための「質問票」を作りました。この質問票に答えるだけで、発症のリスクがあるかどうかが分かる仕組みです。

質問の例

  • 1週間にどれくらい運動している?
  • 1日にどれくらい練習している?
  • どんな動きで腰が痛くなる?
  • 痛みの場所や広がりはどんな感じ?

こういった質問に答えることで、発育期腰椎分離症の可能性を見極められるんです。


研究で分かったポイント

質問票を使った研究の中で、次のことが分かりました:

  1. 運動量が多いほどリスクが高い
    毎日練習している子や、1日3時間以上運動している子は要注意です。
  2. 動いている時に痛むのが特徴
    座っている時や立っている時は平気でも、動くと腰が痛む場合は発育期腰椎分離症の可能性があります。
  3. 男子に多い傾向
    男の子の方が発症しやすいことが分かりました。

この研究で目指していること

私たちがこの研究で目指しているのは、子どもたちが安心してスポーツを続けられる環境を作ることです。

  • スポーツの現場や学校で質問票を使えば、早期にリスクを見つけられます。#まだこの質問紙は発展途上で引き続き追加研究しています
  • 「腰が痛い」と言いながら続けてスポーツをして子達が将来分離症になってしまうのを防ぎたい

これからの課題と未来への一歩

正直、この質問票はまだ発展途上です。もっと多くの子どもたちに協力してもらい、精度を上げていく必要があります。

引き続き今年も臨床研究を続けていき未来学会や論文で発信していきます。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

参考文献
Sugiura et al,. Low back pain characteristics in adolescent patients with early-stage spondylolysis: a prospective study” Euro Spine 2024
https://link.springer.com/article/10.1007/s00586-024-08478-1

深呼吸で痛みが和らぐ?!

こんにちは、西川整形外科で理学療法士をしています杉浦史郎です。
今日は「深呼吸」について、とても面白い研究を見つけたので、ご紹介します。

深呼吸って、ただ息を吸って吐くだけじゃなくて色々ないい効果があるようです^^

今回紹介するのは、深呼吸が「痛み」や「気分」にどう影響するかを調べた研究。

実験内容

研究チームは16人の被験者に、2種類の深呼吸をやってもらったんです。

1つ目は「注意深呼吸」。これは外部のペースに合わせて、外部の刺激に集中して呼吸する方法。
2つ目は「リラックス深呼吸」。これは自分のペースで、リラックスしながら呼吸する方法。

研究結果

ここからが本当に面白いです。

まず、「リラックス深呼吸」をした人たちは、痛みへの耐性が上がったんです。
逆に「注意深呼吸」をした人たちは、あまり変化がなかった。

さらに驚くべきことに、「リラックス深呼吸」をすると、交感神経の活動が下がったとのこと。
#体がリラックスモードに入るわけです

日常生活でも応用可能です^^

例えば、プレゼン前の緊張とか、締め切り前のストレスとか。
そういう時に「リラックス深呼吸」をすれば、体と心の両方をリラックスさせることができる。

でも注意していただきたいのが、「集中して呼吸しなきゃ!」って思いすぎると逆効果になること。
自然に、リラックスして呼吸するのがポイントのようです。そして整形外科に通院されている方は何かしらの痛みも抱えていらっしゃるので、「深呼吸」を行うと痛みも楽になるのではないでしょうか。もちろん他の治療も続けながらですが。

最後に

『深呼吸』は誰でもできる呼吸法ですが、現代社会で忙しい中にいるとついつい呼吸が浅くなってしまいます。自分もこの記事を気づくと鼻からフンフンしながら書いてました。。。「深呼吸」してみます。。。

The Effect of Deep and Slow Breathing on Pain Perception, Autonomic Activity, and Mood Processing—An Experimental Studypme_1243 215..228
Volker Busch, MD,* Walter Magerl, MD,† Uwe Kern, MD,‡ Joachim Haas, MD,* Göran Hajak, MD,* and Peter Eichhammer, MD*
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21939499/

 

コルセットをしても腰や背中の筋力は落ちないという論文がありました^^

思春期側弯症の治療でつける装具で筋力は落ちないようです^^

こんにちは、西川整形外科の理学療法士の杉浦史郎です。最近当院でまた卓球が盛り上がっています^^一番ラケット握ってます^^

皆さん、「側弯症(そくわんしょう)」ってご存じですか?これは背骨が横に曲がってしまう状態のことで、特に思春期の女の子に多いんです。

そして、その治療でよく使われるのが「硬性装具」という、背中を支えるコルセットです。でも、これをつけると「背中の筋肉が弱くなるんじゃないの?」なんて不安を感じている方も多いと思います。当院では発育期腰椎分離症(腰の疲労骨折)の方が、腰部だけの硬性コルセットをつけます。我々のデータでは3か月程度の硬性コルセットの後の背筋の筋肉の断面積は変わりありませんでした、すなわち硬性コルセットを使用しても筋肉は小さくならない結果でした。しかし実際の背筋の筋力や持久力はみていないのでどうかな?って思っていましたが、病名は違いますが側弯症で硬性装具後の筋力をチェックした研究がありましたのでご紹介します^^


「装具を6か月つけたら筋力や持久力はどうなるのか?」を調べてみた

この研究では、側弯症の7歳から16歳の61人の女の子を対象に、次の2つのグループに分けて比較しました。

  • 装具を6か月間つけたグループ
  • 装具なしで過ごしたグループ

年齢や体型、背骨のカーブの具合(Cobb角って言います)などが似ている子たちを選んで、公平に調べたんです。


具体的にどうやって調べたの?

筋力や持久力を測るために、いろんなテストをしました。

  • 例えば「うつ伏せ」で背中を持ち上げるテスト(改良版Biering-Sorensenテスト)とか、
  • 「立った状態」でどれだけ背中の筋肉を使えるかを測るテストとか。

さらに、「1日何時間くらい装具をつけていたのか」も記録して、細かくデータを集めたんです。


結果はどうだった?

結果、こんなことが分かりました。

  • 装具を6か月つけても、背中の筋力や持久力にはほとんど影響がない!
  • 装具を長くつけた子も、つけてない子と筋力の差はなかった!

つまり、「装具をつけたら筋肉が弱くなるかも…」という心配は必要なさそうだ、という結論です。


装具は敵じゃない。優秀な仲間!

側弯症の場合、装具治療は、背骨の曲がりを進行させないためにすごく大事な役割を果たします。でも、それを理由に「筋力が落ちちゃうかも…」と装具を敬遠してしまう患者さんもいると思います(装具療法は側弯症治療なので整形外科の医師の先生の指示に従ってくださいね)。

今回の研究で分かったのは、「装具は筋肉に悪影響を与えない」ということでした。これは当院でも使用している硬性コルセットにも当てはまるのではないかと思っています。

もしお子さんやご自身が側弯症で装具治療をしているなら、「筋力が落ちるんじゃないか?」と心配しすぎず、治療に専念してもらえればと思います。そして何より、体の不調や心配事は、専門の先生に相談してください。
発育期腰椎分離症でも実際の背筋力が落ちるかなどの報告があればまたご紹介します。でも今回の結果は、病気は違えど一つ我々にとってもポジティブな結果で安心しました^^

参考文献

Pikulska et al. Back muscle function in adolescent girls treated with a rigid brace for idiopathic scoliosis: no impact of 6-month brace wear on muscle strength or endurance
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34190081/

 

 

「疲れが腰痛を引き起こす!?疲労と腰痛の深い関係」

こんにちはいつもブログを見ていただきありがとうございます^^
優里さんのベテルギウスという曲をペテルギウスだと思っていました。。。#べ で再認識したとたんタイトル名が出にくくなりました。。。

今日は疲労と腰痛の関係についての論文がありました^^

「疲れが腰痛を引き起こす!?疲労と腰痛の深い関係」

日常生活で感じる「疲れ」と「腰痛」。なんとなく関係がありそうですが、実は深いところでしっかりつながっているんです。今回は「疲労がどれだけ腰痛に影響するか」を、少し具体的にお伝えしていきます。


疲労が腰痛を引き起こす確率はなんと3.7倍!

この研究によると、疲労がたまっていると新たな腰痛を引き起こす確率がなんと3.7倍に跳ね上がることがわかっています。これは、例えば重い荷物を持つとか、無理な姿勢をとるといった「肉体的な負担」と同じくらい、もしくはそれ以上の影響がある可能性があるということです。

身体の疲れだけでなく、心の疲れもリスクに

ここでの「疲労」とは、ただ身体がしんどいだけじゃありません。肉体的な疲れは筋肉が硬くなって腰に負担をかけますが、精神的な疲れも腰痛のリスクを高めるんです。気持ちが疲れて集中力が落ちてしまうと、無理な動作や姿勢が増え、その結果として腰に負担がかかりやすくなってしまうわけです。

疲れた体で運動するとさらにリスクが高まる!

驚きかもしれませんが、疲労がたまった状態で運動をするのも腰痛のリスクを増やします。特に中程度から激しい運動(縄跳びからボート漕ぎのような運動)のコンボになると急性腰痛の発症が7.7倍にも上がるとのことです。しっかり休息を取らずに運動すると、体が回復しないまま負荷がかかりやすいので危ないのですね。


腰痛を防ぐには「疲労のケア」が必須!

腰痛を予防したいなら、まず「疲れたら休む」ことが何より大事。具体的には、十分な睡眠を取ること、ストレスを減らすことも効果的です。運動後は必ずクールダウンして、ストレッチで筋肉の疲れをほぐすことも忘れずに!

「今日は疲れがひどいな…」と感じた日は無理せず体を休め、次の活動に備えてください。体の声に耳を傾け、疲れをしっかりケアすることが、元気で腰痛のない日常につながると思います^^

「怪我のリスクが2.73倍!?スポーツで重要な“動きの左右バランス”?!」

「怪我のリスクが2.73倍!?スポーツで重要な“動きの左右バランス”とは」

スポーツをしている皆さん、特にアスリートの方にとって、怪我を防ぐことってものすごく重要です。今日は、大学アスリートを対象にした最新の研究から、「左右の動きのバランス」が怪我のリスクにどれだけ関わっているのかについてご紹介します。


FMSって何?

まず、「FMS」って聞きなれない方もいるかもしれませんが、これは**Functional Movement Screen(機能的動作スクリーニング)**の略。簡単にいうと、体の動きのクセやバランスをチェックして、怪我のリスクを事前に見つけるテストです。特にスポーツをしている人にとっては、身体のクセがそのまま怪我につながることも多いので、こういうテストが役立つんですね。

総合スコアだけじゃダメ?本当に大事なチェックポイント

この研究では、84名の大学アスリート(ボート、バレーボール、サッカー選手)を対象に、プレシーズンでFMSテストを行い、その後1年間の怪我の発生率を追跡しました。その結果わかったことは、FMSの総合スコアが14点以下だからといって、必ずしも怪我しやすいとは限らないということ。*過去の研究では14点以下だと怪我をしやすいと言われていた報告もあり。

ただし、重要なのはここから!「左右の非対称」や「スコア1」が出た項目があると、怪我のリスクがグンと高くなるんです。具体的には、左右で動きがズレていたり、基本的な動きができていない(スコア1)場合、そうでない人と比べて怪我のリスクが2.73倍も高いことがわかりました。

怪我のリスクを減らすために大切なこと

アスリートにとって、怪我はパフォーマンスに大きな影響を与える一番の敵です。この研究から分かるのは、総合スコアよりも、「個別のテスト」でどこに弱点があるかをしっかり見ることが大事だということ。つまり、ただ「スコアが良ければ安心」というわけではなく、「どの動きで左右差があるか」「どこで体の動きが制限されているか」を知ることが、怪我を防ぐための第一歩のようです。


結論:自分の体のクセを知って、しっかり改善しよう!

今回の研究が示しているのは、左右のバランスや体の動きにおける「偏り」を改善することが、怪我予防にすごく大事だということです。特にアスリートは、日頃からこの点をチェックして、体の動きを整えることで怪我のリスクを減らせる可能性が高いんです。これを読んでくださった皆さんも、ぜひ「自分の体のクセ」に気をつけて、怪我なくスポーツを楽しんでください!

参考文献

Predicting Musculoskeletal Injury in National Collegiate Athletic Association Division II Athletes From Asymmetries and Individual-Test Versus Composite Functional Movement Screen Scores
Monique Mokha, PhD, ATC, CSCS*; Peter A. Sprague, DPT, PT, OCS†; Dustin R. Gatens, MS, ATC‡
「49歳が分かれ道!KAテストで見える体の変化とその対策」

運動機能チェック「KAテスト」で見える体の変化 〜あなたの体は今、何歳?〜

こんにちは!今日は「KAテスト」という運動機能を総合的にチェックできるテストを紹介しつつ、年齢とともにどんな体の変化が起きるのかをお話しします。

KAテストって何?

「KA」とは、「KOJI AWARENESS(コージアウェアネス)」の略で、筋力、柔軟性、バランス能力など、体の運動機能をいろいろな角度から評価できるテストです。

このテストのいいところは、特別な機器や長い時間を必要とせず、簡単に運動機能をチェックできるところにあります。しかも、専門家に頼らなくても、自分でも評価ができちゃうんです。テストは11項目あり、それぞれに採点基準があって、最高スコアは50点。動きを3回チェックし、一番良いスコアを記録する仕組みです。平均して20分以内で終わるので、忙しい方でも気軽に受けやすいのもポイントです。
**室伏広治スポーツ庁長官のホームページにKAテストは紹介されていますhttps://kojimurofushi.net/wp/wp-content/uploads/2022/07/Appendix-1.pdf

体の3つのエリア別にスコアを出します

KAテストでは、体を以下の3つの部位ごとにチェックして、運動機能をスコア化しています:

  • 頸肩上肢複合体(NSU):首や肩の動き、腕の筋力など、肩から上のエリアをチェックします。
  • 体幹(コア):お腹や背中、体幹の安定性や柔軟性を測ります。体のバランスを保つためにとても大事な部分ですね。
  • 下肢(LE):脚全体の筋力や動きのスムーズさをチェック。脚の運動機能が落ちてくると、普段の歩きや立ち上がり動作にも影響が出ます。

年齢とともにスコアはどう変わる?

今回の研究では、年齢とともにKAテストのスコアがどのように変わるかを調べました。結果として、年齢が上がるにつれてスコアが少しずつ低下し、特に40代後半から50代前半でスコアの落ち込みが急に加速することがわかりました。この「49歳前後」が、運動機能が変わりやすいポイントだと言えます。

例えば、49歳を超えると、KAスコアの低下のスピードが上がり、年齢が1歳増えるごとにスコアがさらに下がる傾向にありました。特に肩や首、脚のスコア低下が目立つのですが、女性の場合は男性よりも肩や腕(頸肩上肢複合体)の機能低下が顕著だったという結果も出ています。

KAテストの活用法:50歳を迎える前にできること

このテストは、自分の運動機能が年齢とともにどう変化しているかを知り、予防や対策を考えるために役立ちます。例えば、50歳前後から肩や脚の運動機能が急に落ちてくることがわかった今、日常的にストレッチや簡単な筋力トレーニングを続けることが重要です。

KAテストを受けてみて、「自分の体はこんなふうに変わっているんだ!」と知ることで、予防や健康維持のモチベーションも上がります。50歳前後は体が大きく変わりやすい時期なので、早めにチェックして対策をスタートしましょう!

参考文献

Koji Murofushi at al

Exploring age-related changes in motor function: insights from the peak decline found in Koji Awareness screening test

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39143124/

 

11月15日と29日に「スポーツ腰部障害に対する基礎知識とリハビリテーション」のセミナーをさせていただきます^^

みなさま、いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

さて、このたび下記日程にて、医療従事者の皆さま向けに「スポーツ腰部障害に対する基礎知識とリハビリテーション」についてのオンラインセミナー足とからだのサポート様から依頼をいただき開催することになりました。

本セミナーは、基礎編臨床編に分かれ、腰部障害に関する知識から臨床での応用まで幅広く解説いたします。また、発育期における腰椎分離症についても詳しく取り上げ、当分野での最新の知見を踏まえた最新データもご紹介いたします。医療従事者の皆さまと有意義なディスカッションができることを心より楽しみにしております。

開催概要:

  • 日程:11月15日(基礎編)・11月29日(臨床編)
  • 時間:各日 20:00〜21:10(70分間)
  • 対象:スポーツ医療・整形外科に携わる医師、理学療法士、トレーナー等の医療従事者
  • 参加方法:オンライン配信(詳細はお申込みいただいた方に別途ご案内いたします)
  • 内容
    • スポーツ腰部障害の基礎知識とそのメカニズム
    • 発育期腰椎分離症に関する最新の知見
    • 臨床応用としてのリハビリテーションアプローチ
    • 最新の研究データ紹介とディスカッション

お申し込み:以下のURLよりご登録をお願いいたします。
(URL)https://peatix.com/event/4134232

本セミナーが皆さまの日々の臨床にお役立ていただける内容となるよう準備を進めております。

ブログサイトを更新できました。。。

いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!

今日はちょっとお知らせです。このブログでシステムの不具合があり、しばらくトップページの更新ができない状態になっていました。トップページには、私の想いや日々の活動などを載せているので、更新ができないのはなかなか歯がゆく…しかも一部の内容が消えてしまうなんて、まさかのびっくり事件でした!

このブログは、見やすさを大切にしたくて自分でサーバーを借りてワードプレスを使って作っています。広告なしのシンプルな画面でお届けしたいなと思っているのですが、実は…ITやプログラムにはあまり詳しくないので、こういったトラブルが起きると「どうしよう!」と慌ててしまうことも多々あります(汗)。

今回も復旧に少し時間がかかりましたが、ようやくサーバー会社のサポートをいただきながら、無事に解決しました!これでまたブログに日々の活動やお知らせを載せられるようになったので、ぜひのお越しください。

たまに更新が止まることもありますが、少しずつ新しい記事もアップしていますので、ふらりと遊びに来てもらえたらうれしいです。ITの勉強もぼちぼち頑張っていきますね^^

今後ともどうぞよろしくお願いします!

第32回日本腰痛学会でシンポジウムで発表しました

みなさま、いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

先週開催された第32回日本腰痛学会のシンポジウム(テーマ:腰痛とスポーツ)にて、シンポジストとして発表をさせていただきました。私は、発育期腰椎分離症についてお話ししました。会場は幕張メッセの学会場の最大のホールで、緊張しましたが無事に発表を終えることができました。

多くの医師や理学療法士の方々に参加していただき、質問もたくさんいただきました。このことから、スポーツにおける腰部障害への関心の高さを感じました。発育期腰椎分離症は、腰痛を主訴とする腰椎の疲労骨折として知られています。特に、スポーツに励む小学生や高校生に多く見られる腰痛です。MRI検査なしでは診断が難しいため、見逃されることが多い腰痛でもあります。最近の報告によれば、足の疲労骨折よりも3倍も多く発生しているとも言われ、当院でも多くの患者さんを対応しています。

私が腰痛学会で初めて発表したのは15年前、その時も発育期腰椎分離症についてでした。しかし、その頃はまだこの疾患はメジャーではなく、発表数も少なかったのです。今では、発育期腰椎分離症に関するセッションやシンポジウムも組まれるほど認知度が高まっています。これは、多くの患者さんがこの病気で困っている現状を反映しています。

早期診断と適切な治療が非常に重要な疾患ですので、これからも学会での発表を通じて最新の知見を得て、日々の患者さんへ還元できるよう努力していきます。

また、今回当院から理学療法士の石崎先生と東宮先生も発表しました。石崎先生はジャックナイフストレッチという特殊なストレッチの効果について、東宮先生はModic change(中高年に多い腰痛の方の背骨の形の特徴)についてお話ししました。2名とも素晴らしい発表を行い、質疑応答も充実していました。

さらに、5月に一緒に国際学会でスイスに行った武田先生も、京都で肩関節学会に参加し発表してきました。後輩たちの活躍をとても嬉しく思います^^

臨床も大切ですが、そこで得られた知見を学会で発表し、未来の患者さんのリハビリに生かすことが重要だと考えています。これからも西川整形外科から国内外に発信できるよう、スタッフ一同頑張ります。

 

 

 

日本運動器理学療法学会に参加してきました

皆様、いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

9月6日・7日にパシフィコ横浜で開催された日本運動器理学療法学会に、理学療法士の豊岡先生とともに参加してまいりました。私は座長として、豊岡先生は演題発表を行うという充実した時間を過ごしました。まさに「学びの秋」を実感した2日間でした^^

「運動器」なので、整形外科に携わる理学療法士の皆さんが参加、発表されていました。今回の学会でも、整形外科領域に特化した貴重な知見を深めることができました。また大学で教鞭をとられている先生方や、臨床現場で活躍されている理学療法士の方々との交流も、非常に刺激的でした。

私はこの日本運動器理学療法学会の会員でもあり、来年も引き続き参加したいと考えております。

最後に、私や豊岡先生が学会に参加している間、クリニックを支えてくださったスタッフの皆さんには、心から感謝いたします。皆さんのおかげで、安心して学びに専念することができました。本当にありがとうございました。

これからも、日々の診療や治療の現場で学びを活かしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

論文が採択されました^^

皆様、いつもブログをご覧いただきありがとうございます!

今日はとても嬉しいお知らせがあります。以前投稿していた論文が、このたび正式に採択されました。この論文では、成長期の子供たちに多く見られる「腰椎疲労骨折(成長期腰椎分離症)」に焦点を当てています。この疾患の診断には通常、MRIが必要とされますが、すべての患者さんにMRIを実施することは現実的に難しいため、私たちは特徴的な所見を見つけるべく研究を進めていました。

今回の論文では、アンケート調査を用いて、一定の基準で成長期腰椎分離症の患者さんを絞り込む方法を提案しています。まだ解決しなければならない課題は多いものの、このアンケートが将来、スポーツ現場や医療現場でスクリーニングツールとして活用される日を心から願っています。

無事に論文が採択されて、ひとまず安心しましたが、これからも臨床と研究の両方に精進していきたいと思います。よろしくお願いいたします!

Ref.:  Ms. No. ESJO-D-24-00789R1
Low back pain characteristics in adolescent patients with early-stage spondylolysis: A prospective study
European Spine Journal

Dear Dr Sugiura,

After a thorough review of your above mentioned manuscript, we are pleased to inform you that it has been accepted for publication in the European Spine Journal.

The manuscript will now be forwarded to the publisher, from whom you will shortly receive information regarding the correction of proofs and fast online publication.

Should you have any questions regarding publication of your paper, please contact the responsible production editor, Mr. Senthil Bala at Senthil.Bala@springer.com

Sincerely,

Robert Gunzburg, Ph.D.
Editor-in-Chief
European Spine Journal

 

7月に国際学会(スイス)で発表しました^^

いつもブログをみていただきありがとうございます。大変ご無沙汰しております。。。

今年の7月に国際学会がスイスでありました。IFOMPT(International Federation of Manual and Musculoskeletal Physical Therapists)日本語で国際徒手・筋骨格系理学療法士連盟を意味し、筋骨格系理学療法士の専門教育と臨床実践の質の向上と維持を目的とした組織の学会です。整形外科での理学療法の世界の潮流を知ることができる学会です。私たちは整形外科で日々理学療法を行っていますので、非常に勉強になった学会となりました。

やはり医学は日進月歩で、以前まで言われたことが現在は、違う見解になっているというのはよくあることで、今回の学会に参加し、整形外科のリハビリは大きく変わってきていることがわかりました。

新しい知見を取り入れることで、よりいいリハビリテーションを患者さんに提供できると思います。

それにしても以前と違った見解が多くて、最初は戸惑いましたが、この学会は4年に一回あるのでその都度参加して、最新のリハビリの情報を入手したいと思った学会となりました。僕にとって非常にいい経験となる時間でした。

また今回、同僚の武田大輝理学療法士も一緒でした。国際学会が初参加ということで、先輩として助けてあげなきゃと思っていましたが。。。。実際は、さすが武田先生、下準備もしっかりしていて現地での道順や学会でも堂々と発表していて、僕のでる幕はありませんでした。後輩の著しい成長を直にみることができました。頼もしい限りです。

4年後は、カナダのバンクーバーでの開催ということなのでまた発表できるように鋭意努力します。

スイスは初めてでしたが、気候も一番いい時で、非常に過ごしやすかったです、ホテルにエアコンもなくてびっくりしましたが、全く必要ないくらい快適でした。

ただ、ニュースの通りで物価が高くてびっくり。。。日本の3−4倍のイメージです。でも旅の後半は怖いもので高い物価にも慣れてしまいました。

景色は本当に素晴らしく、4000m級の山々を見れたり、アルプスの少女ハイジの景色を観れて大自然に感動しました。スイスはまた行きたいと思いましたー^^

最後にご指導いただいた院長先生、副院長先生、スタッフのみなさまありがとうございました。いい知見を知れたので、日々の臨床に生かせるようにします。

日本整形外科基礎学会のシンポジウムで発表させていただきます^^

みなさまこんにちは。
10月19日と20日に筑波で日本整形外科基礎学会があります。整形外科医の方々が中心の基礎研究中心の学会です。自分も大学院のときに毎年参加・発表していました。懐かしい。。。

その学会で「腰椎分離症を科学する」というタイトルのシンポジウムが19日の朝にあります。そこで理学療法士として「腰椎分離症の運動療法を科学する」というテーマを仰せつかりました。この学会で発表できるなんて!と嬉しい気持ちもありますが、緊張しています。。。

せっかく頂いた機会ですので、日々我々が行っている腰椎分離症のリハビリについて気合い入れて発表してきます!当日行かれる先生がおられましたらぜひお声かけさせてください。準備頑張ります^^

学会URL
https://site2.convention.co.jp/joakiso2023/

✨西川整形外科ホームページ: http://www.naoso.com/

番外編 論文に投稿したけど、返信が返ってこない時の対処

みなさまこんにちには
今日は番外編で、論文を提出したけれどもなかなか結果が返ってこない時はどうする?です。特に海外の雑誌ですと、返信が遅いところはたまにあります。その時のボクの場合の対処法をご紹介します。

ズバリ編集部へ直接メールするです。

現在、投稿している論文があるのですが、8ヶ月返信なしです。さすがに長いと思いましたので昨日メールしました。

ネットにいい問い合わせ文例があったので、拝借しました^^

Dear Dr. ●●●●,
I have submitted my manuscript titled [Safety and efficacy of aggressive exercise therapy for patients with unilateral early-stage spondylolysis: A retrospective comparative cohort study:YJBMT-D-22-00076] to your journal on February 4, 2022 and the status has remained “Editor assigned” since then. Since it has been two months since my submission, I was wondering if the status is not getting updated due to a techincal error. It would be great if you could let me know when I can expect the next status change.

Sincerely,
Shiro Sugiura

ざっくりした日本語はこんな感じです
『片側性早期脊椎分離症患者に対する積極的な運動療法の安全性と有効性』と題した原稿を投稿させていただきました。原稿を2022年2月4日に貴誌に投稿しましたが、その後ステータスは “Editor assigned” のままとなっています。 投稿から8ヶ月が経過しているため、技術的なミスでステータスが更新されないのではと思い、質問させていただきました。次にステータスが変更されるのはいつ頃になるのか、教えていただけると幸いです。

そしたら編集者から本日、ごめんごめん、投稿が多いので遅くなってます。すぐに対応しますね!と嬉しい返信がすぐにきました。通常2ー3ヶ月くらい待つことは多いので、その前に、催促のメールは相手もいい気持ちしないと思います(編集者は査読してくれる人をみつけて調整したり忙しい方々なので)さすがに半年も経ったら、上記のような問い合わせをしてもいいと思います。

もう8ヶ月待っているけど、不採択になったらどうしよう。。。*過去に数ヶ月まった挙句、不採択になった経験あるので、催促メールしたはいいけど内心ドキドキしています。また進展があ里ましたらご報告しますー^^

✨西川整形外科ホームページ: http://www.naoso.com/

✨ツイッターのアカウントです。記事を更新したらお知らせします^https://twitter.com/shiro_sugiura

 

千葉県理学療法士協会の症例報告会で当院の荒井瑞輝先生が発表しました^^

番外編です^^

本日、千葉県理学療法士協会の症例報告会で当院の荒井瑞輝先生が発表しました^^ボクも座長として参加させていただきましたが、素晴らしい報告でした。いつも臨床現場で困ったことやうまくいったことを世に報告することは、未来の患者さんの役に立てることにつながります。
当院ではいつもスタッフがよく院外で発表してくれます。院内だけではなく院外で発表し、他の先生がたに意見をいただけることは非常に有意義な時間です。今後、少しずつでも症例検討会や学会、論文などで発信していきたいと思います。荒井先生、準備、素晴らしいプレゼンお疲れさまでした^^

投稿していた論文が掲載されました^^30日間無料で閲覧できますー

皆様いつもブログを見ていただきありがとうございます。今回は嬉しいお知らせです!
以前投稿していた論文が無事に掲載されました^^なんと著者、共著合わせて10本目の記念になる論文となりました。#うれしいーー

雑誌名
Musculoskeletal Science and Practice

タイトル
Lateral bending differentiates early-stage spondylolysis from nonspecific low back pain in adolescents

となります。無事に採択、掲載されて安心しました。欧州のELSEVIER社の雑誌になります。なんと30日間無料で閲覧できますのでリンクを貼っておきます。#期限を過ぎると論文をみるのに40ドルくらいかかります

以下のリンクをクリックしていただければ論文全てが閲覧できます。よろしければ見て頂ければ嬉しいです。

https://authors.elsevier.com/a/1eYvC_u8ZAnilP

つぎも論文を出せるよう臨床そして研究活動を頑張っていきます^^これからもどうぞよろしくお願いいたします。

西川整形外科ホームページ: http://www.naoso.com/

ツイッターのアカウントです。記事を更新したらお知らせします^^https://twitter.com/shiro_sugiura

 

『論文を投稿して不採択になったときのココロの対処法』私見です

……むかしの写真をみて、今現在の体型との大きな乖離をみとめましたm(_ _)m
#ダイエットしないと
#筋トレしないと

今回は、
『論文を投稿して不採択になったときのココロの対処法』です

「論文」➡️雑誌社に投稿➡️採用されない➡️世に出ることはない(TOT)
一度で採択されることは難しく、多くのかたが「不採択」を経験しているのが現状です。。

有名な雑誌になればなるほど「不採択」率は上がるので、論文をだせばだすほど「不採択の経験値」も上がります(^^)
「不採択になることのほうが多い」とわかっていても、不採択と通知がくるとやはりおちこみます↘️↘️

そうですね…例えば、ダメもとで記念受験したのに、不合格だったとき……の感覚に似ているかもしれません。

しかし、論文は世に出ないかぎり何物にもなりません!
フラれてもまた自分を奮いたたせる!落ちてもまた次の雑誌に投稿する!!をくり返す「メンタリティー&粘り強さ」が大切だとおもいます♫

今日は、
『不採択でも、めげずに再チャレンジ!』
〜ボクがいつも思っていること〜を紹介します♪♫

その❶
手元にもっていても何の役にも立たないもの。
➡️➡️「不採択になった論文」だと認める!

不採択になって落ちこんで次にチャレンジしていない論文は、消費期限のきれた食品と一緒です。
冷蔵庫に保管していても劣化する一方で、しかもみるたびに「なんで早く食べなかったんだろう…」と気持ちもふさぎます(+_+)
論文にもにているところがあって、自分の手元に置いておくだけでは意味がありません。しかも、その論文をみるたびに「まだ他のところに出してない」とさらに落ち込むことまちがいなしです。
落ちてもすぐ次に投稿!!
捨てる神あれば拾う神あり!です(^^)

その❷
つぎにチャレンジ➡️➡️不採択の落ちこみが緩和される!

ボクの場合は、落ちてもすぐ次の雑誌に投稿すると、不採択でがっくりした気持ちがはれます♫
過去は変えられないけど、今は変えられるからでしょうか^_^
《ボクがよくやる手法》
・最初に投稿した時点で、次にチャレンジする雑誌社をきめておく!
・その準備もしておく!
・最初の雑誌が不採択→早いときは、その日のうちに次の雑誌に投稿!^^
これをすると気持ちがスッとラクになります。採択されたわけじゃないのに気分がスッキリします。。#もちろん修正が必要なときはしっかり直しましょう

その❸
論文は、自分の力だけでつくったものではない!!

これが一番大切かもしれません。
自分が作成した論文は、自分1人でつくったわけではありません!
研究をたったひとりでおこなうことは不可能に近い(…とボクは思っています)。
患者さんからの聴取や、それを一緒にまとめてくれた同僚、そして指導してくれた先生方といったおおくの人の協力が不可欠です。
不採択になると動くのも億劫ですが、「そのまま何もしない=これまで協力してくれた人たちの時間までも無駄に……」
がんばりましょう!!^^

以上です。
じつは…今日も不採択の通知がきましたm(_ _)m。ガックリしてます。。が、すぐに再投稿できるよう自分を鼓舞するつもりでまとめてみました(^^)
皆さんの参考になったのなら、うれしいです^^

論文は投稿してもなかなか採択されないので、採択されたときは喜びもひとしおです♫
落ちても次に投稿しないと、その喜びを味わうことは出来ないので、それもモチベーションのひとつになりますよね♪
がんばりましょう^^
ボクもめげすに頑張ります!!#はやくつぎ出さなきゃ

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論文を修正して再投稿準備中^^

今回はただの途中経過報告です。

いまある論文をアメリカの雑誌社に提出しています。 編集者から論文を修正するように言われましたので急ピッチで修正をしています。修正したあと、再提出をしても不採択なこともありますが…もしかしたら採択されるかもしれません。こんなあいまいな状況でブログで報告するのもなんですが、去年は論文が不採択になることが続いたのでワクワクしてます。今年はボーナスステージになりますように^^

もしも良いお知らせがきたらすぐにご連絡します(数ヶ月あとですが。。。)。世の中で論文を書いてる人は多くいると思います。論文が採択されるまでのドキドキ感は何ともいえません。早く再投稿して楽しみに待ちたいです。

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◎ 「理学療法士」が「大学院」に行く前に準備しておいた方がいいことは☞☞☞☞☞

前回の「理学療法士&大学院」の話が意外と好反応だったので、今回も引き続き……(^^)              #リハビリの内容ではなくてゴメンなさい                                   #理学療法士の方の読者も多いかも

ボクがよくされる質問に、
「大学院に行こうと思っているのですが、何を準備しておいた方がいいですか?」
があります。

ボク個人の答えですが……

① まず今所属している施設で、「研究」をしてみてください!
大学院は研究機関です。
入ったら当然、「研究」します。
⚠️注意点⚠️
社会人は普段の仕事があるので、学生と比べると圧倒的に「時間」がありません。大学院は数年あるから大丈夫!と思っていると…痛い目にあいます(TT)

② 研究➡️教科書どおりではありません。
1,日々の臨床で疑問をもったことを文献で調べる
2,疑問を解決するために実験方法を考える
3,数ヶ月〜数年かけて実験する
4,結果を分析
5,論文にまとめる。
大学とちがい、試験の点数で進級・卒業が決まるわけではありません。大学院を修了するには、研究&論文を作成しないと修了(卒業)できません。

ですから大学院に入る前に、
まず日々の臨床で疑問に思うことをみつけてみる。そしてそのことを深く掘り下げて調べたり、よく考えてみることから始めてみてはどうでしょうか?

できれば論文をいくつか書いておくと、入ってから有利ですよ♪

「大学院に入ってから、研究方法を習い、それから始めよう!」と思っていると、「あっ」という間に時間がすぎて、研究結果が(時間が足りずに)まだでていない……状態になります(TT)

現役大学生で時間に余裕がある人は、別にここまでしなくていいと思います。
けれど「社会人+大学院生」には、とにかく時間がありません。
まず、研究&論文作成には思ったより時間がかかる!ということを、知っておくことも必要だと思います(^^)

前にも紹介しましたが、論文を作成→雑誌に投稿→受理➡️➡️すごく時間がかかります>.<
ヘタすると数年かかることもあります。
大学院に入り、研究し論文も書いたのに、その論文が雑誌に載っていないから修了できず…ということも実際にあります。#こちらもどうぞ論文が世にでるまで

『研究を学びに大学院に行く』を目的に皆さんは大学院へ進学するとおもます。
しかし、社会人が研究を「1」から始めるには時間的余裕はありません。
ですから、研究・論文作成の労力を一度でも経験しておくことは必要だと思います!

理学療法士で大学院を目指している皆さん!
頑張ってください!!ね\(^o^)/

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番外編 文献管理は何を使ってますか?僕はMendeleyを使っています^^

アシカショーに出ているアシカは、野生のアシカよりも絶対に首に負担がかかっていると思ってます。                                           #首痛めている #一回チェックさせて 

このブログですが、理学療法士の方から「いつも見てます」とありがたいお言葉を頂くことがあります。その時に質問されるのはどこで論文を探してくるのか?そしてどう管理しているか?です。今日はそれについてご紹介します。#番外編で医療系の方向けの内容になります。#お役立ち情報になりますように

日々、患者さんのことでわからないことがあったら論文を検索します。昔と違って今はインターネットがあるので論文検索も簡単です。昔はお目当ての論文を探しに国立国会図書館まで足を運んだこともあります。若い子からするといつの時代?って話ですが。。。#今年24年目の理学療法士になります

今はネットがあるので文献検索もとても簡単です。どんなサイトを使うかですが、

  1. Pubmed  https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/
  2. Google scholar https://scholar.google.com/
  3. PEDro https://pedro.org.au/japanese/

この3つを使います。Google Scholarだと論文の一部ではなくフルテキストのPDFがあったりするので助かっています。Pubmedで登録すると、毎週きまった日に自分の興味がある分野の論文の紹介メールが来たりします。#これも便利な機能 世界中の論文にいつでも探しに行けるのはありがたいです。しかし、多くの論文を読めるけど、管理が今度はまた大変。以前は紙で管理していたのでファイルがパンパンでしたが、今はコンピューター上で管理しています。管理しているソフトは、Mendeleyという管理ソフトです。https://www.mendeley.com/download-desktop-new/   #無料です

Mendeleyの何がいいかというと、ダウンロードして使ってみるとわかりますが、自分でファイルごとに管理できるのはもちろんだけど、PDFを取り込むとその論文のタイトルが読み込まれて、タイトルをいちいち打ち直さなくていいんです。この機能はとても便利です。僕はMendeleyを知り合いの理学療法士の方に教えてもらってからずっと使っています。#他にいいのがあれば是非教えてください

論文は検索しやすくなったけど、その管理に悩む方も多いと思いますので、Mendeley一度使ってみるといいのではないでしょうか。それでは、またこんな情報もあったらお伝えしますね。

 

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