クリケットの投手は、投げる手と◯◯側に腰痛がでる!

今回は『クリケット』の話です。

が、実は…youtubeで調べるまでどのようなスポーツか知りませんでした。。。
#英国では大人気

◎クリケットの投手は、投げる手と◯◯側に腰痛がでる!

➡➡「反対側」の腰が痛くなる(TT)

前回、野球:右投右打選手の発育期腰椎分離症(腰の疲労骨折)について左側(反対側)に症状が出やすいという記事をアップしました。

今回は『クリケットの投手はどちら側に発育期腰椎分離症が多い?』という研究を紹介します♪

皆さんは『クリケット競技』ご存知でしたか?

ボクはというと…知りませんでした(+_+)

わからなかったのでYoutubeで検索してみましたが、野球よりも負担かかりそう〜*\0/*と思って観ていました。

クリケットを知らない方は、まず動画をみてみてください。激しいスポーツです*\0/*https://cricket.or.jp/about-cricket

《対象》

・クリケット選手で腰痛がある方:42名

《方法》

・骨シンチグラフィとCTで確認

《結果》

・42名中37名(90.4%)に腰椎の疲労骨折を確認

・左側の腰椎に疲労骨折を多く確認

・左側に疲労骨折が起きている選手は全て右投!

著者は、右投げをくり返すことで、左の腰に常にストレスがかかり続けた結果、疲労骨折になるのではないかと考察しています。

ボクもクリケット投手の動画をみてびっくりしたのですが、助走(ほぼダッシュ!)をして、跳ねるように投球しているので、腰にかかるストレスが強すぎると思いました。

腰痛があるクリケット選手の90%に疲労骨折がみつかった今回の結果からも、腰にかかるストレスの大きさを物語っていると思います。

また、興味深いのは投げる側と逆に疲労骨折が起こることです。メカニズムはまだ明らかになっていませんが、野球でも同様の結果になることがわかっているで、腰の疲労骨折や腰痛を予防する上で重要な情報になると思います。

運動時は投げる側と逆の腰に気をつけるようにし、リハビリやトレーニングでは、投球側と反対側の腰に負担のかからない体づくりができないか考えてプログラムをつくることが大切になりますね\(^o^)/

引用

P L Gregoryet al., Comparing spondylolysis in cricketers and soccer players

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/15562169/

西川整形外科ホームページ: http://www.naoso.com/

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