福島県立医科大学:加藤欽志先生(整形外科医)の発育腰椎分離症の論文のご紹介^^

自宅の階段で娘達とすれ違う時、道をゆずるのはいつもボクです(ToT)
#世のお父様方いかがでしょうか
#娘達は決して速度を緩めません

福島県立医科大学:加藤欽志先生(整形外科医)の論文がとても勉強になります!
…なので、皆さんにもご紹介させて下さい\(^o^)/加藤先生をご存知の方も多いのではないでしょうか?

ボクも個人的に色々とご指導いただいています♪

加藤先生は脊椎外科医(背骨専門)の先生です。また、野球をはじめ「脊椎のスポーツ障害」においても著名な方です^^

先日、先生が『野球選手の腰痛症』についてまとめた論文が出ました。そこには、これまでボクが疑問に思っていた野球選手の発育期腰椎分離症について「!!!!」と思うほど、役に立つ情報が満載でした!ので、皆さんにも当ブログで数回にわけてご紹介させていただきますね♫

第1回目は…

『野球プレーヤー:腰痛が〇週以上続くと→発育期腰椎分離症(腰の疲労骨折)に注意?』

➡➡4週間以上

《対象》

・中高校生の野球選手
・13〜18歳で腰痛あり
・計171名

《調査期間》

・2018年〜2022年(超大作です)

《調査内容》

・腰痛の特徴
・投球側、右打ち、左打ち、ポジションなど
・全て加藤先生が行ったそうです(゚д゚)!

※普通は171名の対象をたった1人で調査するなんて、とてもじゃないけどできません。本当に先生の熱意が伝わる研究です。

※腰痛の特徴を見るために様々なテストを行っていますが、加藤先生がお1人でされているためテスト方法も統一されており、信頼できるデータになっていると思います。

《結果》

・いくつも有用な結果が出た

・その中から今回は、発育期腰椎分離症になった選手をピックアップ。

・通常の腰痛になった選手よりも、腰痛が続いている期間が長い。

・4週間以上腰痛が続いていると発育期腰椎分離症の可能性が高くなる

…なかには4週以内でも発育期腰椎分離症になっている方もいますが。

《まとめ》

中高生の野球選手の長引く腰痛には注意が必要です!!

次回も、加藤先生の論文をご紹介したいと思います(^o^)♪

それでは…

 

引用
Kinshi Kato et al., Clinical characteristics of early-stage lumbar spondylolysis detected by magnetic resonance imaging in male adolescent baseball players
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36396506/

西川整形外科ホームページ: http://www.naoso.com/

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