『椎間板ヘルニアで神経が圧迫されると、〇〇量もさがる!?』

……ここ最近、5日間も歯が痛くてブログの更新ができませんでした(_ _).。o○
#歯痛のせいにしたけど先週は書けたでしょ
#治ってよかったー

今日は『椎間板ヘルニアで神経が圧迫されると、〇〇量もさがる!?』です。

答えは➡➡血流量

「椎間板ヘルニア」。
一度は耳にしたことのある病名ではないでしょうか?腰には5つの積み木のような骨があり、その骨と骨のあいだに椎間板というクッションがあります。腰は体重がかかる部位なので、当然腰の椎間板にもストレスがかかります。ストレスが増していくと、押された椎間板がうしろにとび出します。これを「椎間板ヘルニア」といいます。

〈飛び出たさき→神経→椎間板ヘルニアがその神経を圧迫→神経痛がおこる。〉

ちなみによく押されてしまう神経は「坐骨神経」で、お尻からももの裏、ふくらはぎまで通っています。

「ヘルニアが起きているのは腰なのに、痛いのは足」というケースはこのような理由が考えられます。さて、前置きが長くなってしまいましたが、「神経を圧迫したときに、神経の血行も悪くなる」という論文があったのでご紹介します♫
神経の栄養は血液が運んでくるので、血行がわるくなる=神経に悪影響 です。それでは。。

《対象》
・椎間板ヘルニアの手術患者12名

《方法》
・ヘルニアで押されている神経に血流量を測定するセンサーをつけ、手術中に坐骨神経を伸ばすテス  トを1分間行う。
・ヘルニア→坐骨神経を伸ばすと、神経が圧迫される。
・坐骨神経を伸ばしているときと伸ばしていないときの神経の血流量をチェック。

《結果》

・坐骨神経を伸ばすテストをした際、坐骨神経の血流量は平均で70%減少。
・ヘルニアで圧迫されている場合、神経の動く距離が著しく減少。

*手術前の神経の動く距離は、0.5mm程度、手術でヘルニアを除去したあとは、4.5mm程度まで動きは回復。

《まとめ》
ヘルニアがあると、神経の血流が減少することがわかりました\(^o^)/
神経の血流量がわるくなると、すぐにしびれたりします。正座して足がしびれるのも、神経の圧迫だけではなく血行不良も影響していると思われます。
椎間板ヘルニアのかたがおじぎすると、坐骨神経が伸ばされます。ですから、中腰の姿勢で作業をしていると坐骨神経に悪影響をおよぼしてしまうので、気をつけくださいね♫♪
季節柄、草取りの姿勢にも注意したほうが良いかと思われます(^o^)

引用
Shigeru Kobayashi et al., Changes in Nerve Root Motion and Intraradicular Blood Flow During an Intraoperative Straight-Leg-Raising Test
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/12838102/

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