千葉大学主催 千葉手・肘の外科研究会OT & PT cadaver work shop 2024 に講師として参加させていただきました^^

皆様、いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

先日、9月6日・7日に千葉大学が主催した「千葉外科研究会 OT & キャバワークショップ2024」に、講師として参加させていただきました。このワークショップも数年が経ち、私は初回から講師スタッフとして関わらせていただいています。講師としての参加ですが、毎回自分自身も学びが多く、とても有意義な時間となりました。

来年も同時期に開催予定ですので、ご興味のあるコメディカルの先生方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。全国からたくさんの先生方にご参加いただき、誠にありがとうございました。次回もさらにアップデートした内容で、より良いワークショップを開催できるよう準備を進めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

今回も当院の理学療法士、大森理学療法士が講師として一緒に参加してくれました。大森先生はエコー技術に非常に長けており、今回も講師陣の中心として講演を担当されました。また、1コメディカルの勉強会でもご講演され、大変活躍されていました。来年も二人で参加予定ですので、引き続きよろしくお願いいたします。

番外編 千葉大でCadaverセミナーの講師をしてきました^^

みなさま
いつもブログを見ていただきありがとうございます。9月23日に千葉大でcadaverセミナーがありました。ボクは、東京スポーツ&整形外科の高村 隆先生と当院の大森康高先生と一緒に講師をさせていただきました。
大学院を卒業してから、千葉大学医学部の建物が一新されました。これまでコロナ禍でしたので新医学部にも行けずさみしかったですが、今回、はじめて新医学部の建物に入れました。率直にいってとても広く綺麗な施設です。セミナー室や実習室も大きくて素晴らしくそこで講師として発表させていただいたことは大変ありがたいです。来年もまた開催されると思いますので楽しみです。
久しぶりに大学院時代にお世話になった整形外科の先生ともお会いでき嬉しかったです。オンラインのいいところもありますが、やっぱり実際に会って話すことの大切を再認識しました。来月は、腰痛学会が盛岡であり3年ぶりに現地で発表します^^いろんな先生と会えるのが今から楽しみです。
最後に、当院の大森先生は今年から講師になりましたが、素晴らしい活躍でした。セミナー前、彼とは深夜まで練習して臨みました。準備も大変だったと思いますが、持ち前のやる気で講演も大成功でした^^ありがとうございました。

✨西川整形外科ホームページ: http://www.naoso.com/

✨ツイッターのアカウントです。記事を更新したらお知らせします^https://twitter.com/shiro_sugiura

番外編です 論文が通りました^^内容を一足先にちょっとご紹介します!

いつもブログをみていただきありがとうございます\(^o^)/
今回は『番外編』です♫

なんと投稿していた論文が採択されました!
ありがとうございます〜!!
この論文は大学院時代に行っていた研究で、『手首の腱鞘炎のメカニズム』について検討した論文です。
大学院での最後のテーマとなる論文だったので、無事に採択されて感慨深いです(*´ω`*)
まだ雑誌に掲載されてはいませんが、その前に内容を少しだけご紹介したいと思います♪

論文の内容は、
女性に多い『ドケルバン腱鞘炎』についてです。

筋肉は力を発揮させるために「伸び縮み」します。
・「腱」…筋肉の力を関節に伝える
・「腱鞘(けんしょう)」…腱が外れないようにする役割。

〈腱鞘炎のメカニズム〉
筋肉がのびちじみ⇨腱が働く⇨腱鞘と腱に摩擦が生じる⇨腱鞘炎になる

「ドケルバン腱鞘炎」は手の親ゆびを動かす腱をささえる腱鞘での炎症です。
これまでは、親指を動かすから負担がかかり、痛みが出ると言われていました。

今回のボクの研究論文で、
「手首を曲げた状態で親ゆびを動かすと、より負担がかかる」ということが分かりました。

手首を曲げた状態(赤ちゃんを抱っこするときに頭をささえる手首の形)で親ゆびを動かすと、ドケルバン腱鞘炎の原因になる腱鞘にかなりのストレスが加わります。
出産後のママさんでドケルバン腱鞘炎を起こしている方にお話をきくと、「授乳中の姿勢がつらい…」という声を多く聞きます。

そこでその対処法ですが、手をつかわないというのはむずかしいので、
・親ゆびのうごきを止めるサポーター
・手首をまげると痛い場合→手首の動きをとめるサポーター
を使うのがオススメです♫

…何だかまとまりがありませんが、これからも精進していこうと思っていますので、宜しくお付き合い下さい\(^o^)/♫

今回採択された 論文です

Shiro Sugiura et al., Biomechanical assessment of the first dorsal compartment of the wrist: a fresh cadaver study with relevance to de Quervain’s disease
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35434856/

✨西川整形外科ホームページ: http://www.naoso.com/

✨ツイッターのアカウントです。記事を更新したらお知らせします^https://twitter.com/shiro_sugiura

肘の外側が痛くなる『テニス肘』。 どれくらい痛み続くの???

ボク、実は最近ちょっと腰痛が出ていて、同僚にバレないように…バレないように…と動いていたのですが、理学療法士の後輩に、「腰痛でたんですね?」と速攻バレてしまいました(¯―¯٥)
#プロはごまかせない

さてさて今回は、僕の担当の患者さんでも多い病気が肘の外側が痛くなる『テニス肘』です。
*テニスする方に多いのでこういう病名です。テニスをしない方にもみられます。

《痛みの出る部位》
腕組みの姿勢を取った時に、肘の一番前に来る部分に骨の出っぱりがありますが、この部分あるいはその周辺。

指を動かしたり、手首を動かす筋肉が集まっている場所なので、負担が多くかかり腱炎になりやすい部位。仕事や手芸、スポーツなどで手や手首をよく使う方に多くみられる。

《日常生活で注意すること》
肘を曲げ伸ばしよりも、指や手首を動かす筋肉がついている部位なので、むしろ指や手首の動きに注意した方がいいです。

《サポーター》
・肘用
・手首用(痛みが強い方)

《まとめ》
・痛みは「肘」にでるけれど、原因は「指や手首の動き」
・指や手首を使うことで症状が長引いてしまう。
・通常、経過良好で徐々に良くなる病気
・慢性的なものは6ヶ月〜数年かかる

しかし、テニス肘も早めの診断、治療できれば長引くことなく対応できると思います。
最近では、リハビリでも「圧力波治療」という機器が登場し以前よりも治療効果が出ています♪

患者さんには「この痛みの原因は、指や手首を使うことですよ」と伝えると「肘が原因じゃないの!?」と驚かれることがあります(^_^;)

病気のことを知らないと、早く治る病気も長引いてします(+_+)
整形外科はそんな病気が多いような気がします…
テニス肘はその代表なので、紹介させていただきました♪(^_^)

西川整形外科ホームページ: http://www.naoso.com/

ツイッターのアカウントです。記事を更新したらお知らせします^^https://twitter.com/shiro_sugiura

○ブログランキング参加しています、もしもよろしければ下のリンクのクリックをお願いします^^#どの項目もランキングが低いんです… #それは記事のせいかも…

にほんブログ村 病気ブログへにほんブログ村 病気ブログ チーム医療・専門医療職へPVアクセスランキング にほんブログ村

 

番外編 理学療法ジャーナルに論文が掲載されました

こんにちは、西川整形外科の杉浦史郎です(^_^)
桜がキレイな今日この頃です❀✿❀

僕の勤める西川整形外科は千葉県佐倉市にあるのですが、佐倉の町には桜の木が多く、この季節は特に綺麗です♫ぜひ桜の季節は佐倉に遊びにいらしてください^^

さて、この度『理学療法ジャーナル』という雑誌に僕の論文が掲載されました!                                       #嬉しいです

『理学療法ジャーナル』は、理学療法士なら知らない人はいないくらい認知度が高い雑誌です♪
僕も新人時代に「よし頑張るぞっ!」と勉強するときには、よくこの雑誌を読んでいました。その雑誌に自分の論文が掲載されるのは、なんとも感慨深いことです…^_^

少しだけ内容を紹介しますね。
今回は皮神経滑走と運動療法の新知見という特集の中の、「組織学的軟部組織の滑走」というテーマで執筆させていただきました。
なんだか難しいタイトルですが、軟部組織とは骨以外の組織をさします。靭帯(じんたい)や関節の周りを取り巻く袋のような組織(関節包)、腱(けん、例えば足首のアキレス腱など)、皮膚や脂肪も軟部組織のグループになります。

僕は大学院時代に、この軟部組織である腱の動きや力のかかり方などを研究していた関係で、今回執筆のお話をいただきました。
論文の中では腱鞘炎(基礎)の話や、共同で執筆した当院理学療法士(大森康高)のエコー画像の知見なども盛り込まれています。エコーは、超音波検査のことです。整形外科では腱や筋肉の動き、腱鞘炎、肉離れなどを診ていきます。                             #産婦人科でお母さんのお腹から赤ちゃんを見るあの検査です

当院にも2年前にエコーが導入され、大森先生は当院のエコーリーダーとして…だけでなく、院外でもセミナーの講師をしたりと活躍しています♪
リアルタイムに体の中(関節や筋肉、腱の動きなど)を診られるので、我々理学療法士にとって大きな助けになる機器です。                                  #料理人で例えるとすごく切れのいい包丁を手に入れた感じです

大森先生のエコーの内容が加わることで、当初の構想よりも原稿の質がぐっと上がりました!    #もり、ありがとう〜〜♡いきなりあだ名ですみません
もしご興味あれば、手にとっていただけると嬉しいです♫

最後にいつも原稿を一から校閲してくださる院長の西川 悟先生、今回お声をかけていただいた文京学院大学 教授の福井 勉先生、ありがとうございました。大変勉強になりました!!      #福井先生はとてもご高名な先生です #いつもご指導いただいている桐蔭横浜大学の成田崇矢先生も執筆されています

以上、西川整形外科のリハ室からでした

西川整形外科ホームページ: http://www.naoso.com/

ツイッターのアカウントです。記事を更新したらお知らせします^^https://twitter.com/shiro_sugiura

○ブログランキング参加しています、もしもよろしければ下のリンクのクリックをお願いします^^#どの項目もランキングが低いんです… #それは記事のせいかも

にほんブログ村 病気ブログへにほんブログ村 病気ブログ チーム医療・専門医療職へPVアクセスランキング にほんブログ村

 

 

ちょっと待って!! その腕、ストレッチをやる前に………

今回は、当院でオススメしている「ストレッチ」を紹介したいと思います♫

様々なケースに応用できるので、是非この機会に!

ストレッチ法は、それこそ筋肉の数ほどストレッチの方法があります。
なぜそのストレッチをやるのか?どういう順番で行った方がいいのか? の説明を知る機会は少ないと思います。
リハビリの際に理学療法士から、何故ストレッチをした方がいいのか?の説明がなければ、ただただ形だけのモノ(ストレッチ)になっているかもしれないですよね(+_+)
そこで今回は、日頃行って欲しい「腕のストレッチ」(図1を参照) 、を行う前にやってみてほしい『準備段階のストレッチ』を紹介したいと思います♫

図1 よく運動前に行う左腕のストレッチ

 

図1のようなストレッチを行う方は多いと思います。例えば野球やテニスのような、腕を使うスポーツの前によく行われます。
このストレッチの目的は、➡️「腕をよく回せるように」です。「腕をよく回すためには」を掘り下げると➡️「腕はどうして動くのか?」となります。

 

結論→腕は単独で動くのではなく、その前に背骨が回ったり、肩甲骨が動いたりして、その結果「腕が回る」。
でんでん太鼓を想像してみてくださいね^_^(図2)

図2

でんでん太鼓は音を出すために、紐についた玉が太鼓の面に当たらないといけません。ただ紐が勝手に動くわけではないですよね?
[持ち手の部分が回る→紐が動く→その先の玉が太鼓の表面(鼓面)に当たる→音が出る!]
ここでのポイントは「勝手に紐が動かない!」ということです。動力源はでんでん太鼓の支柱(持ち手)が回る、ということです。

このでんでん太鼓を人間の体に当てはめると、
・紐=腕
・支柱(持ち手)=背骨
でんでん太鼓理論で考えると、腕が勝手に動くことはないですね。まず背骨が回り、その結果腕が動くわけです。。

もう分かっていただけましたか?
腕だけをストレッチしても効率が悪いのです(TT)
動作の順番を考えると、①背骨・肩甲骨→②腕の順でストレッチをした方が理にかなっています!

それでは皆さん、ここからは実際にご自身の身体で体感してみて下さいね♫
ストレッチの良いところは「改善したことを実感できること」だと思います。 それが実感できないと、ストレッチを継続するのは難しいですよね。
しっかり継続していく為にも、ストレッチ前に今回紹介する「テスト」で「張りcheck!」をオススメします(^_^)

《腕の張り:確認テスト》
このテストは腕のストレッチと全く一緒です。
腕を内側に倒していく際に少しでも伸びたところを確認してください。
✻注意❊
・通常のストレッチのようにぎゅーっと伸ばしてしまうと、右腕と左腕がどちらが張っているのかの確認ができない。
・腕の筋肉が少しでも伸びたところを確認。
・この時、左右どちらの腕が突っ張るタイミングが早いかどうかも確認。図3

図3 右腕の方が突っ張るとのことです

それではテストが終わった方は、
『背骨のストレッチ』を始めていきましよう♫

①図のように横向きで寝て、手を頭の後ろに当てる、
②そこからゆっくりと腕を天井に向けるように開いていく。
✻腕を開くと言うより、背骨を回すイメージです。でんでん太鼓の支柱を回すように動かしてみてください。
③これを逆側も行う。左右10回ずつ行う。(図4)

 

図4 腕ではなくて背骨を意識して回すことがポイントです

①〜③のストレッチ後に、先ほどの「腕の張り確認テスト」をしてみてください。
うまくストレッチ出来た方は、腕のつっぱりが減っているのがわかると思います♪

当院でもよく紹介するこのストレッチは、多くの方に「腕のつっぱり軽減」を体感していただけます。そして「腕をストレッチしてないのに、なんで腕が楽になるの? 」と驚かれます。その理由は、先の「でんでん太鼓理論」で考えると「背骨や肩甲骨の柔軟性が向上した」ですね(^_^)図4

どうしても腕や肩、股関節のように、動きが多い部分をストレッチ、柔軟体操してしまうのは分かります。
しかし、体の動きには「つながり」があります。その「つながり」を考慮しながら、腕や足のストレッチをすることがとても大切になります。
仮に腕だけストレッチをして、背骨や肩甲骨が動かない(硬い)状態で運動すると、かえって腕に負担かかってしまうことも考えられます。
柔軟体操は運動前後によく行われますが、理にかなった体操だと思います。しかしスポーツの現場でもまず背骨のストレッチ(今回紹介したような)を皆で行う、というのはまだ浸透していないのが現状です。

スポーツ現場では練習時間が限られているので、自宅で今回紹介した背骨のストレッチを行い、練習に参加すると効率的だと思います^^

『腕だけでなく、背骨のストレッチも!』
皆様には「もう1つレベルを上げたストレッチ」の実践をオススメしたいです(^_^)

西川整形外科ホームページ: http://www.naoso.com/

にほんブログ村 病気ブログへにほんブログ村 病気ブログ チーム医療・専門医療職へPVアクセスランキング にほんブログ村

ドケルバン腱鞘炎重症化しやすい人は、腱鞘の中に〇〇がある?!

➡➡腱鞘の中に『壁(隔壁:かくへき)』がある!

「ドケルバン腱鞘炎」は手首の親指側に起こる腱鞘炎です。

このブログでも以前紹介しました。(以下の記事参照)

http://pain-physio.net/この動作で痛みが出たらドケルバン腱鞘炎 怪し/

http://pain-physio.net/ドケルバン腱鞘炎の方、手首のあの位置で親指を/

 

専門的な説明になりますが、ドケルバン腱鞘炎を起こす腱鞘には「2本の腱(長母指外転筋腱と短母指伸筋腱)」が通ります。→親指を伸ばしたりする働き

1)1つの腱鞘の中に2本の腱が入る。

2)五本の指の中で親指を使う頻度が多い。

上記の理由から、この部分に腱鞘炎が起こりやすい、と考えられます。

出産・閉経後の女性に起こりやすいと言われていて、男性より女性に多くみられる腱鞘炎です。まだ原因の判明はしていませんが、女性ホルモンが影響している可能性があるとも言われています。http://pain-physio.net/女性に◯〜◯倍多い ドケルバン腱鞘炎/

〈ドケルバン腱鞘炎の治療の流れ〉

リハビリテーション→症状が寛解しなかった場合→注射→手術

〈手術〉

患部の腱鞘を切開し、腱鞘内にかかる圧を逃がすような措置。

何度注射をしても変わらない、手術に至るような場合はドケルバン腱鞘炎の重症化といえます。

重症化に関わる要因として、腱鞘内に『壁(隔壁:かくへき)』がある場合に起こりやすいといわれています。

1つのトンネルに2本の腱が入るだけでなく、その腱と腱の間に壁が存在するため、より負担がかかると考えられます。

そしてこの『壁』は、実に70%以上の方にあるとも報告されています(1)。 『壁』がないのが正常なのに、これではどちらが正常かわかりませんね(*_*)

しかも厄介な事に、この『壁』を外側から判断することは出来ないのです。

手術をすれば腱鞘の中を見れるので『壁』の有無を判断できますが、全ての方に施術するわけではありません。

近年、手術以外で『壁』を見る方法が報告されました。それは「エコー検査」です。これにより、壁の有無を確認出来るようになりました(2)。

僕も臨床でエコーを使っているので、患者さんの 腱鞘内の壁を確認しています。壁の有無だけではなく、炎症により腱鞘が厚くなっているかなどの判断もできます。

エコー導入前は100%不可能でした!

最近では、エコーで壁の有無を早めに確認し、もし壁があった場合は早いうちから装具療法を勧めたり、症状が変わらない場合は早めに医師と相談するようにしています。

また、患者さんにも予め腱鞘内に壁があることを伝え、重症化を防ぐため日常生活で無理をしないようにしてもらっています。

「腱鞘炎」なので、痛みをこらえてそのまま使ってしまい、症状が悪化する方も少なくありません。

まず、自分はどのタイプのドケルバン腱鞘炎なのかを把握してもらう事が、治療の第一歩になると思います。

※負担がかかる動作(ドケルバン腱鞘炎)についても以前記事を書いているので、参考にしていただければと思います♫

引用

(1) PASUK MAHAKKANUKRAUH* AND CHANINTR MAHAKKANUKRAUH  et al. Incidence of a Septum in the First Dorsal Compartment and Its Effects on Therapy of de Quervain’s Disease Clinical Anatomy 13:195–198 (2000)

 

(2) Soo-Jung Choi et al. de Quervain Disease: US Identification of Anatomic Variations in the First Extensor Compartment with an Emphasis on Subcompartmentalization Radiology: Volume 260: Number 2

 

にほんブログ村 病気ブログへ
にほんブログ村 病気ブログ チーム医療・専門医療職へ

ブログランキング・にほんブログ村へ
PVアクセスランキング にほんブログ村

女性に◯〜◯倍多い ドケルバン腱鞘炎
ドケルバン腱鞘炎は男性と比較して女性に6〜7倍多いです(1,2)。

ドケルバン腱鞘炎は女性に多いと言われています。そして腱鞘炎が起こる時期は、出産後や閉経後だったりします。いずれもホルモンのバランスが変わる時でしょうか。理由はわかっていませんが、なんらかのホルモンバランスが関わっているのかもしれないと言われています。

ドケルバン腱鞘炎は適切に診断、治療すれば治っていきますが、重症化する方もいます。重症化してしまう理由はまたの機会に紹介します。女性の方は特に、手首の親指側が痛いなと思ったら整形外科の先生に相談してみてください。

(1) Alemohammad AM, Yazaki N, Morris RP, Buford WL, Viegas SF (2009) Thumb interphalangeal joint extension by the extensor pollicis brevis: association with a subcompartment and de Quervain’s disease. J Hand Surg Am 34:719–723

(2) Vuillemin V, Guerini H, Bard H, Morvan G (2012) Stenosing tenosynovitis. J Ultrasound 15:20–28

にほんブログ村 病気ブログへ
にほんブログ村 病気ブログ チーム医療・専門医療職へ

ブログランキング・にほんブログ村へ

この動作で痛みが出たらドケルバン腱鞘炎が怪しい
dav

親指を手のひらの中に入れて、他の指で握って、小指側に手首を曲げる(Eichhoffテスト)。そして写真の赤い部分が痛い場合は陽性で、ドケルバン腱鞘炎が疑えます。女性の方が男性に比較して多い腱鞘炎です。出産後とか閉経後に起こりやすいと言われています。写真のような動作で痛みが出る場合は、整形外科の先生に相談してください。

Eichhoff E. Zur pathogenese der tendovaginitis stenosans. Bruns’ Beitrage Z Klin Chir 1927;746–755.

にほんブログ村 病気ブログへ
にほんブログ村 病気ブログ チーム医療・専門医療職へ

ブログランキング・にほんブログ村へ

ドケルバン腱鞘炎の方、手首のあの位置で親指を使うと負担がかかります
手首を曲げた状態(掌屈)で親指を使うと一番負担がかかります

ドケルバン腱鞘炎:親指側の手首が痛くなる腱鞘炎です。男性に比較し女性が6倍も多いと言われています。親指を動かす腱に炎症が起こるので、親指を動かさないようにサポーターで固定する治療を行います。

このドケルバン腱鞘炎が起こる部分に、どのような動きや手首の位置が加わると腱にストレスがかかるかを調査した海外の研究がありました。

手首を通常の位置や曲げたり反らした状態で腱の摩擦を確認した結果、手首を曲げて状態で親指を使う時がもっとも腱にストレスがかかるとのことです。

ドケルバン腱鞘炎を治すには親指だけではなく、手首の固定も行うとより効果的です。

Gliding Resistance of the Extensor Pollicis Brevis Tendon and Abductor Pollicis Longus Tendon Within the First Dorsal Compartment in Fixed Wrist Positionshttps://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/15734232/

にほんブログ村 病気ブログへ
にほんブログ村 病気ブログ チーム医療・専門医療職へ

ブログランキング・にほんブログ村へ