お知らせ 第3回日本運動器理学療法超音波フォーラムのシンポジウムで発表させていただきます^^

皆様いつもブログをみていただきありがとうございます^^
今回はお知らせです。3月6日の日曜日に第3回日本運動器理学療法超音波フォーラムが開催されます。そのシンポジウムで発表させていただきます。ボクの発表タイトルは「「手の狭窄性腱鞘炎に対してエコーを活用したリハビリテーション」です。手の狭窄症性腱鞘炎としてますが主にドケルバン腱鞘炎の話になる予定です。大学院時代に行った解剖学的調査、エコー、そしてバイオメカニクスについて発表する予定です^^プログラムを拝見したのですが、なんかすごい先生方ばっかりでちょっとお腹が痛くなっていますm(_ _)mご興味ある方はぜひお越しください^^本当は大阪開催予定でしたがコロナ禍なのでまたウェビナー開催になります。
#大阪行きたかったー #佐倉から頑張ります^^

第3回日本運動器理学療法超音波フォーラムURL:https://3rd-echoforum.peatix.com/

『右投げ右打ち』の野球選手は、左右どちらの腰に負担がかかる?

お休みの日にお酒を呑みますが、一番こわいのはそのあとにAmazonをみて買いものしちゃったときです。。。
#気が大きくなっている
#冷静な判断ができているはずがない

『右投げ右打ち』の野球選手は、左右どちらの腰に負担がかかる?

➡➡左腰です!

こんにちは!杉浦です\(^o^)/

さて今日は、『野球と腰痛』の関係についてお話したいと思います♪

野球をしていて腰痛をかかえる方は多いと感じます。

とくに発育期におこりやすい『腰椎疲労骨折(発育期腰椎分離症)』は、野球をしている若年者に多くみられます。サッカーや陸上、バスケなどの他のスポーツでも罹患する可能性はありますが…

今回は、

『野球の右投げ・右打ち選手は、右左どちらの腰に疲労骨折を起こしやすいか?』を調査した研究(1)を紹介していきますね♫

《対象》

・発育期腰椎分離症を起こした49名の野球選手

・そのうち33名が右投げ右打ち

《調査結果》

・右投げ右打ち→左側:約70%

・ ” →両側:18.2%

・ ” →右側:12.1%

➡左側の腰椎に疲労骨折を起こす割合が高かった

このように「利き手・利き足」の違いによる疲労骨折(腰)の発生場所を調査した報告をはじめてみました!

ボク自身、非常に勉強になりました\(^o^)/

今回の調査結果を参考に、右投げ右打ちの患者さんは左腰に負担がかからないように体を調整していくリハビリを心掛けて行きたいと思います♫

右投げ右打ちで左腰がいたい方は、疲労骨折を疑って早めに受診するのもいいかもしれませんね(^^)

(1)Takuji Yokoe et al.,Comparison of symptomatic spondylolysis in young soccer and baseball players
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32883336/

西川整形外科ホームページ: http://www.naoso.com/

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西川整形外科でカンファレンスを企画しました!!初めての試みです。医療従事者の方ぜひお越しください^^

本日はお知らせです^^
当院の研究会でカンファレンスを企画しました。2月6日の日曜日に開催予定です。
今回の企画は、院内カンファレンス以上、学会未満を目指します。基調講演には、埼玉医科大の大久保 雄先生と松戸整形外科の遊佐 隆先生をお招きしております。
一般演題ではおゆみの整形外科、北千葉整形外科、東京スポーツ&整形外科、船橋整形外科、松戸整形外科、そして当院から発表させていただきます。どの施設も臨床や研究に力を入れている施設です。
コロナ禍でなかなかオフラインで会うことが難しいのですが、オンラインでもいい情報交換の場になるようスタッフ一同準備しますのでどうぞよろしくお願いいたします。みなさまのご参加をお待ちしております^^
以下にリンクを添付します。

URL:http://ptix.at/1DjgDQ

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膝の変形性関節症を発見するテスト^^

子供の頃に担当していた患者さんが、成長し大人になって来院してくれることがあります♪
…友達口調&丁寧語が混ざり、おかしな言葉遣いの会話になってしまいます(^_^;)
#子役だった子が大物女優になった感じです
#久しぶりに会えると嬉しいです学校の先生の気分

今回は、
『膝の変形性関節症』についてです。

膝の変形性関節症とは…
日常の活動により膝の軟骨が少しずつすりへり、最終的に関節が変形してしまう病気です。

高齢化社会に突入している現在、変形性関節症を患うかたは多くいます。「関節症」なので、膝に限らず体のすべての関節におこりうる可能性があります。
しかし、「股関節」「膝」「足」の関節には体重がかかるので、手や肘の関節よりも変形性関節症をおこす割合が高くなります。その中でもとくに「膝」の関節におおくみられます。

変形性膝関節症の診断には、レントゲンやMRI検査が必要ですが、自宅でもできる簡易テスト(変形性膝関節症疑い)があるのでご紹介していきたいと思います♪

テストの名称は、
「Small Squat on One-Leg Stance」!

??なにですよね(^_^;)
訳すと、
「片足立ちで小さくスクワットしてみてください」という意味です。非常に簡単なテストです^^

《方法》
① 両足でたつ。(両方の股関節の幅で)
② その状態で右足で片足立ちの姿勢をとり(左足を完全に浮かせる)、右膝を約30度曲げて小さくしゃがむ。(足先が見えないように)骨盤と上半身は動かさず、まっすぐの状態を保つ。
③ これを4回繰り返す。
4回目のスクワットでは、10秒間スクワットの姿勢を保つ。
④ 左足でも同様に①〜③を行う。

左の図はがテストで○です。右は△になります。×はそもそも片足立ちやスクワットができない状態です。

《採点方法》
○:膝が一直線にしっかりまげられる。体も骨盤も安定している。ぶれていない
△:テストの最中、不安感があったり両手が上がったりしてしまう。膝が内側や外側に倒れてしまう。
✕:片足スクワットまたは、片足立ちができない。

膝の変形性関節症の患者さんにこのテストを行ったところ、△と✕の割合がおおかったそうです。

膝の関節症をみるテストには、もっと負荷がかかるものが多くみられます。その点このテストは、わずかに膝をまげるだけですむので、膝にあまり負担がかからず、ご自宅でも安全に行うことができます♪\(^o^)/

もしテストの結果が△や✕のときは、いちど整形外科で相談してみるのもいいと思いますよ(^^)

多くの方が膝を痛めて来院されます。ということは「病院にはかかっていないけれど膝に痛みのある」という方もまた同程度、もしくはそれよりも多くいる可能性もおおいにあります。(+_+)
是非とも「早期発見!早期治療!」で重症化をふせいで行きましょう!!!\(^o^)/

参考文献
P.T. Kaukinen et al. Intertester and intratester reliability of a movement control test battery for patients with knee osteoarthritis and controls
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28860422/

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《腰部脊柱管狭窄症》足の痛み・シビレの範囲が〇〇の方は要注意!

いつも年始にたてた目標をわすれて、年末に確認しちゃいます。。。
#時すでにおそし
#今年こそがんばります

《腰部脊柱管狭窄症》
足の痛み・シビレの範囲が〇〇の方は要注意!
➡️➡️広い

本年もどうぞよろしくお願いいたします♫

新年第1回目は「腰部脊柱管狭窄症」です。

腰の病気で「椎間板ヘルニア」はよく耳にするかと思いますが、「脊柱管狭窄症」という言葉も聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

「椎間板ヘルニア」は若い人にも見られますが、「脊柱管狭窄症」は中高年以降に見られる病気です。
高齢化社会の日本では「脊柱管狭窄症」の患者さんも少なくはないと思います。

脊柱管狭窄症とは…
・腰の神経が通るトンネルが狭くなる
・腰から出る神経は足までのびている→脊柱管狭窄症→足に痛みやシビレが出る!
・特に有名な症状➡️「間欠性跛行」

間欠性跛行とは…
・立ったり歩いたりするとお尻から足にかけてシビレが出るが、座ったり休んでいると痛みがなくなる。
➡️脊柱管狭窄症の可能性(大)!

脊柱管狭窄症の重症度
・片側のお尻から足にかけて、足やふくらはぎが痛い→注意が必要
・足全体、両方のお尻がしびれる、両足がしびれる等→足の症状が広範囲→さらに注意が必要!

《少し専門的なお話》
・神経根型➡️比較的狭い部分での痛みやシビレが出る場合
・馬尾型➡️広範囲に痛みの症状を訴える場合
この場合、お尻や足全体だけではなく会陰部までシビレが出る方もいます。
・混合型➡️ 神経根型+馬尾型

《脊柱管狭窄症の治療》
・第一選択はリハビリテーション!
馬尾型や混合型の症状がある場合→脊柱管狭窄の度合いが強い可能性が高い→症状の変化をよくみながらリハビリテーションを進めていく
・薬物療法、手術療法なども経過により選択される

このように症状は様々ですが、担当医師や理学療法士とよく相談し、リハビリテーションを進めていただければと思います\(^o^)/

参考文献

菊池臣一. 腰椎疾患における神経性間欠跛行 第1報 分類と責任高位・部位診断.

大谷 晃, 菊地 臣, 佐藤 勝, 岩渕 真. 腰仙部退行性疾患による下肢症状 : 保存療法の予後不良因子.

 

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