第32回日本腰痛学会でシンポジウムで発表しました

みなさま、いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

先週開催された第32回日本腰痛学会のシンポジウム(テーマ:腰痛とスポーツ)にて、シンポジストとして発表をさせていただきました。私は、発育期腰椎分離症についてお話ししました。会場は幕張メッセの学会場の最大のホールで、緊張しましたが無事に発表を終えることができました。

多くの医師や理学療法士の方々に参加していただき、質問もたくさんいただきました。このことから、スポーツにおける腰部障害への関心の高さを感じました。発育期腰椎分離症は、腰痛を主訴とする腰椎の疲労骨折として知られています。特に、スポーツに励む小学生や高校生に多く見られる腰痛です。MRI検査なしでは診断が難しいため、見逃されることが多い腰痛でもあります。最近の報告によれば、足の疲労骨折よりも3倍も多く発生しているとも言われ、当院でも多くの患者さんを対応しています。

私が腰痛学会で初めて発表したのは15年前、その時も発育期腰椎分離症についてでした。しかし、その頃はまだこの疾患はメジャーではなく、発表数も少なかったのです。今では、発育期腰椎分離症に関するセッションやシンポジウムも組まれるほど認知度が高まっています。これは、多くの患者さんがこの病気で困っている現状を反映しています。

早期診断と適切な治療が非常に重要な疾患ですので、これからも学会での発表を通じて最新の知見を得て、日々の患者さんへ還元できるよう努力していきます。

また、今回当院から理学療法士の石崎先生と東宮先生も発表しました。石崎先生はジャックナイフストレッチという特殊なストレッチの効果について、東宮先生はModic change(中高年に多い腰痛の方の背骨の形の特徴)についてお話ししました。2名とも素晴らしい発表を行い、質疑応答も充実していました。

さらに、5月に一緒に国際学会でスイスに行った武田先生も、京都で肩関節学会に参加し発表してきました。後輩たちの活躍をとても嬉しく思います^^

臨床も大切ですが、そこで得られた知見を学会で発表し、未来の患者さんのリハビリに生かすことが重要だと考えています。これからも西川整形外科から国内外に発信できるよう、スタッフ一同頑張ります。

 

 

 

番外編 大学院になぜいったの?理学療法士✖️大学院

リビングで高校生の長女(高2)が腹筋のトレーニングのやり方を妻にきいています
#おーいとなりに理学療法士がいますけど                                                                                              #あなたのママは歯科衛生士だよー

☞☞よくある質問!!
『なんで大学院にいったの?』

◎ボクが聞かれる多い質問No.1です‼️
⇒答えは…『行ってみたくなったから♪』

ボクが大学院に入ったのは36歳です。
「前から大学院に行きたかった?」かと聞かれると、考えてもいませんでした。…というか、よく知らなかった…です^^;

どうして『修士』や『博士』に興味をもったか?というと…
(学会で)「いい発表だな〜」っておもった理学療法士に、大学院を修了していた方が多かった!というのが最大の理由です。

以前から学会発表はしていたのですが、そこでトモダチになった理学療法士は、博士号をもっていたり、大学院に在籍したりしていました。
また、そのような方とは海外の学会で一緒になることもおおく、夜おそくまでお酒をのみながら研究のはなしをしました。国際学会のいいところは、日本人がすくないので、日本の著名な先生とたくさん話せて、お近づきになれるところです♬ #国際学会にいかせてくれる院長先生に感謝です

トモダチの発表(学会)は大学でしている研究だけあって、よく考えられていて、内容もすばらしいものでした。しかも英語論文を何本もかいていました‼️

当時のボクはというと、日本語で論文をかくのも大変で、英語論文をいくつもかいているそのトモダチはまったく別世界のヒトでした(TT)
そんなトモダチに感化されて、「自分も大学院にいけば、すこしレベルアップできるかも♪」とおもったのが始まりでした(^_^)

ボクの場合、
『なぜ大学院にいったか?』=『トモダチみたいになりたいな♬』でした。

不思議なもので、別世界の人とおもっていても、たくさんの時間を一緒にすごしているうちに「なんか自分にもできるかも…」って錯覚しちゃうんですよね(笑)
…いいトモダチや、いい人があつまるコミュニティは大切ですね(^o^)

余談ですが…
むかし保育園にかよっていた時に、ボクはブロックがすごく好きで、保育園の先生やトモダチから『ブロック博士』とよばれていました♪
だからでしょうか?『は・か・せ』というひびきが好きなのかもしれません(^.^)                                  #今こどもとブロックをやりますが、僕はすぐに飽きるし、ヘタクソです                                         #やさしい保育園の先生のお世辞だったようです>.<

◯さいごに

大学は研究機関なので、研究が好きじゃないと飽きてしまうかもしれません。
たとえば、「研究はそんなに好きじゃないけど、博士号をとりたい!」というモチベーションだと、研究をして論文をかくという過程がかなりつらくなるとおもいます(TT)
とくに理学療法士で働きながら大学院にいきたいという方は、まず院内や学会での研究発表からはじめてみて、「研究」が自分にあっているかどうか確かめてみることをオススメします♪

次回は、もう少し大学院の実践的なコトを紹介していきますね〜(^.^)#がんばります

西川整形外科ホームページ: http://www.naoso.com/

ツイッターのアカウントです。記事を更新したらお知らせします^^https://twitter.com/shiro_sugiura

○ブログランキング参加しています、もしもよろしければ下のリンクのクリックをお願いします^^#どの項目もランキングが低いんです… #それは記事のせいかも…

にほんブログ村 病気ブログへにほんブログ村 病気ブログ チーム医療・専門医療職へPVアクセスランキング にほんブログ村