腰の疲労骨折を起こしやすいスポーツ種目の上位5つは?
野球、サッカー、バスケットボール、陸上、バレーボール
以前、疲労骨折が多く起こる部位は腰とお伝えしました。疲労骨折を起こす方の多くはスポーツ活動をしています。今回はどのスポーツで疲労骨折(腰)が多いかを紹介します。
American journal of sports medicineという雑誌に投稿された小林先生の論文からお伝えします。一年間のうち腰痛の選手に対してMRI検査をした200名を調査したものです。平均年齢は14.1歳。結果、200名のうち97名(48.5%)に腰の疲労骨折がみられました。実に半分!このデータを見ても腰の疲労骨折が多いことがわかります。
スポーツ別にみると、野球が60名、サッカーが47名、バスケットボールが30名、陸上13名、そしてバレーボールが12名でした。野球、サッカー多いですね。性別でみると多くは男の子でした。
野球やサッカーのスポーツ人口が多いのも影響しているとは思いますが、今回挙げたスポーツは要注意です。腰痛の症状があれば速やかに整形外科に受診してください。
Diagnosis of Radiographically Occult Lumbar Spondylolysis in Young Athletes by Magnetic Resonance Imaging