答え:slump (スランプ)ストレッチ
ももの裏の筋肉(ハムストリングス)が硬い場合、腰痛を起こしやすいと言われています。この筋肉を伸ばすストレッチをしている方も多いと思います。今回は、ちょっと変わったストレッチ方法で腰痛が改善する??という報告があったのでご紹介します。その名はslump (スランプ)ストレッチというものです。
《対象》
・慢性腰痛患者(3ヶ月以上)…515名(論文12本中)
《方法》
・”slump (スランプ)ストレッチ”
slumpストレッチのやり方
・椅子に座って背中を丸めて膝を伸ばす。
・膝を伸ばすときには足を90度に保つ。
数多くの論文で調査しているので方法はいろいろありますが、いい動画あったので参照してみてください。https://www.youtube.com/watch?v=BjYUkAwpRsY
出典:https://www.youtube.com/watch?v=BjYUkAwpRsY
*このslump (スランプ)ストレッチですが実は、slumpテストと行って、坐骨神経痛をテストするものです。これを治療のためにストレッチとして応用しています。そのため、坐骨神経を伸ばしますので、坐骨神経痛がひどい方はやめてください。あくまでも今回は腰痛に対してのみ、行ってください。
《評価》
腰痛の程度や、腰痛による日常生活に及ぼす影響などを確認する。
《結果》
・腰痛もそれによる日常生活活動能力も改善した。
※ハムストリングスを伸ばすだけでも効果的。
※slump (スランプ)ストレッチは、背中も含めてストレッチできるのでより効果も出るかも。
普段行っているストレッチに加えてみては?^^
引用
(1)Mohammadreza Pourahmadi et al. Effectiveness of Slump Stretching on Low Back Pain: A Systematic Review and Meta-analysis