そこが痛いと股関節症疑い

ソケイ部(前方の股関節の付け根の部分)お尻、股関節の横、ももの前

股関節症の方は整形外科に多く受診されます。股関節症も軽症の方から手術が必要な重症な方まで様々です。整形外科を受診する理由として一番はやはり痛みだと思います。今回は、股関節症の方はどこに痛みが出やすいかを調査した論文がありましたのでご紹介します。

443名の患者さんを対象としています。この方々は後に人工関節の手術をしています。手術の前にどこに痛みがあるのかを調査してます。

89%ソケイ部痛
38%が臀部痛(お尻)
33%が大腿前面痛(ももの前)
29%で膝の痛み
27%が大転子の痛み(股関節の外側)
17%で腰痛
8%で下肢痛(足の痛み)でした。
そして、ソケイ部痛と臀部痛と大転子部痛を股関節周りと規定すると、股関節症の方は95%の方がそれらの部分の痛みを有していました。(1)

上記の部分が痛い場合は、整形外科に受診してみるといいと思います。症状とレントゲンやMRI画像が一致したら診断がつくと思います。診断がついたら治療方針を決定してリハビリテーションが適応でしたら、ぜひ頑張ってくだい。

(1)https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22492057

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