椎間板には痛みを感じる神経がある?ない?

痛みを感じる神経があります^^

椎間板とは背骨の骨の間と間にあるクッションの役割をする組織です。

椎間板が原因となっている腰痛の可能性は高いと言われています。この椎間板には痛みを感知する神経が入っています(1)。通常この神経は椎間板の外側に存在しています。しかし 椎間板を何かしらの原因で痛めると、痛みを察知する神経が椎間板の奥まで入り込んでいくそうです。これが長く続く腰痛の原因と言われています(2)。

椎間板は大切な組織ですから、傷が生じた際のお知らせセンサー(神経)があるのですね。そのため腰痛が起こるわけですが。最初に痛めた箇所が治りきらずに痛みが続いてしまうと新たな神経が入り込む、それが慢性腰痛の一つの原因とも言われています。

ぎっくり腰のような急性腰痛は、しっかりと治して社会生活に戻ることが慢性腰痛や繰り返す腰痛の予防になると思います。火事はなるべく早くしっかり鎮火させる。そのためにリハビリが必要ですね。

 

(1) Lotz, J.C., Ulrich, J.A Innervation, inflammation, and hypermobility may characterize pathologic disc degeneration: review of animal model data. J Bone Joint Surg Am. 2006 Apr;88 Suppl 2:76-82.

 (2) Freemont,A.J Nerve ingrowth into diseased intervertebral disc in chronic back pain. Lancet. 1997 Jul 19;350(9072):178-81.

にほんブログ村 病気ブログへ
にほんブログ村 病気ブログ チーム医療・専門医療職へ

ブログランキング・にほんブログ村へ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です