答え:体幹筋(腹筋や背筋のこと)
年齢を重ねるにつれ、腰が曲がってしまう方がいます。
個人差はありますが、加齢による変化として仕方がないことでもあります。
ですが、腰が曲がることを気にしている方も少なくありません。また腰が曲がってくると、腰痛が出たり、歩くことが辛くなったり、視線が下がったりと日常生活にも影響が出てきます(*_*)
今回は、「腰が曲がってしまう要因」について調査した研究を紹介します(1)♫
《対象》…10施設間
・1738名(男性 781名、女性 957 名)
・平均年齢…70.2歳
《方法》
・体幹筋(腰、胸、背筋)と手足の筋肉量をinbodyという機器で測定。
・以下1〜5を調査し体幹筋量との関係をみる。
1. 体重と身長の関係(body mass index (BMI))
2. 腰痛が日常生活に及ぼす影響
3. 腰痛が生活の質に及ぼす影響
4. 腰痛の強さ
5. レントゲンによる背骨の曲がり具合
《結果》
体幹の筋肉の量は、2〜5と関係がある!!
《まとめ》
今回の調査は、「横断調査」(ある集団の一つの時期での判断をいう。対して縦断調査とは、一つの時期とその方の未来の時点でも調査すること)です。
そのため今回の結果からは、体幹筋が増えることで、背骨が伸びたり腰痛が減ったりするとは言えません。
しかし、体幹筋量が少ないと、背骨の曲がりがあったり、腰痛や生活の質が低下していることが確認されました。
体幹筋のトレーニング方法は、このブログでも以前紹介しているので、参考にしてください♪体幹筋を鍛えることは、将来に備えてやっておいた方が
いいと思います(^_^)
※ちなみに体幹筋量を測定したければ”inbody”(機器)がある病院などで!
引用
(1)Yusuke Hori ISSLS PRIZE IN CLINICAL SCIENCE 2019: clinical importance of trunk muscle mass for low back pain, spinal balance, and quality of life-a multicenter cross-sectional study
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30729293/