『コロナ渦で運動をやめてしまうと筋力が落ちる……(T_T)』

こんにちは、西川整形外科の杉浦史郎です。
最近コロナ渦で運動をする機会がめっきり減り、お腹周りのお肉が更に気になり始めた今日この頃です…#ただの中年太りかも…

さて、現在進行形のコロナ渦や緊急事態宣言のために、リハビリをお休みされた方も多いと思います。リハビリを一時休止していた患者さんから、
「自宅では体操があまりできず、体力が落ちた…」という声を耳にします。

通院しているときは、リハビリ室で筋トレや有酸素運動などを行うので、それに伴い自然と体力もつくのですが、1ヶ月程度休んでしまうと確実に体力は落ちてしまいます(+_+)
今この時も、世界中にはリハビリ休止を余儀なくされ、体力低下を起こしている患者さんが数多くいると思います。今後の世界的な健康寿命にも影響するのでは…と危惧しています。。

通院リハビリしている時は我々も経過が追えるので、その都度リハビリプログラムの変更・追加が可能ですが、お会いできないと手も足も出ません(T_T)自宅でご自分だけでトレーニング継続する辛さも十分わかります。#早くコロナが終息しますように

今回紹介するのは、
《コロナ渦の影響でリハビリトレーニングを中止した方の筋力はどうなる?》
という研究です。まさに今、患者さん、理学療法士にとって注目すべき内容です!それでは。。。

《対象》
・コロナ以前からリハビリトレーニングに週2回以上通院していた32名
内訳は、
・コロナの影響で自粛をしていた16名(平均自粛期間64.75日)
・トレーニングを継続していた16名

《方法》
・大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)の筋力を測定、比較。太ももの前の筋肉は、膝を伸ばす筋肉です。筋力テストにはよく指標にする筋肉です。

《結果》
・両グループとも体重の変化はなし。
・筋力は自粛グループのほうが低下。
・筋力低下率:11%程度。

予想通りの結果となりました(+_+)

しかし、今回のようにきちんと調査している研究が少ない中で、この研究に出会えたのは僕にとって嬉しいことでした!なぜなら、患者さんに僕の感覚(感??)ではなく、きちんと「リハビリをしないと筋力が落ちるようです」と伝えられるからです♫♪
ホントに素晴らしい研究ですです(^_^)

日々の「努力・継続」の大切さを、改めて痛感しました。
まさに『継続は力なり!!』です♫

コロナ渦でリハビリに通うのをためらう方もいらっしゃると思います。そういった方は、自宅での定期的な運動を続けられるといいですね(^_^)
体力・筋力が落ちてしまうと、健康寿命にも大きく関わってきますし、整形外科の病気も出やすくなると思います。
僕はコロナのせいにして日々の運動をサボりがちですが、これからは気を引き締めて、日々精進!継続は力なり!を自分に言い聞かせて運動したいと思います(^_^)。
皆様も(は?)、頑張ってください…ね!!

以上、西川整形外科のリハ室からでした。

引用
冨樫維親、コロナ渦自粛期間による膝伸展力変化の検討、第25ー26回千葉県理学療法学会より

西川整形外科ホームページ: http://www.naoso.com/

ツイッターのアカウントです。記事を更新したらお知らせします^^https://twitter.com/shiro_sugiura

○ブログランキング参加しています、もしもよろしければ下のリンクのクリックをお願いします^^#どの項目もランキングが低いんです… #それは記事のせいかも…

にほんブログ村 病気ブログへにほんブログ村 病気ブログ チーム医療・専門医療職へPVアクセスランキング にほんブログ村