手首を曲げた状態(掌屈)で親指を使うと一番負担がかかります
ドケルバン腱鞘炎:親指側の手首が痛くなる腱鞘炎です。男性に比較し女性が6倍も多いと言われています。親指を動かす腱に炎症が起こるので、親指を動かさないようにサポーターで固定する治療を行います。
このドケルバン腱鞘炎が起こる部分に、どのような動きや手首の位置が加わると腱にストレスがかかるかを調査した海外の研究がありました。
手首を通常の位置や曲げたり反らした状態で腱の摩擦を確認した結果、手首を曲げて状態で親指を使う時がもっとも腱にストレスがかかるとのことです。
ドケルバン腱鞘炎を治すには親指だけではなく、手首の固定も行うとより効果的です。
Gliding Resistance of the Extensor Pollicis Brevis Tendon and Abductor Pollicis Longus Tendon Within the First Dorsal Compartment in Fixed Wrist Positionshttps://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/15734232/