『ジャンプ動作で働くのはお腹の〇〇の筋肉!』

西川整形外科オンラインカンファレンスでミッキーマウスのものまねをして高い声を出したら……Zoomに認識されず、150名の参加者の前で大ゴケしてしまいました(_ _).。o○
#前の日かなり練習したのに…
#雑音と認識された模様(TT)

『ジャンプ動作で働くのは〇〇の筋肉!』

➡➡インナーマッスル(腹横筋)!!

今回はボクの友達、埼玉医科大学:大久保先生の論文を紹介します♪

ボクがすべったカンファレンス(上記)に大久保先生をお招きし、講演していただきました。そこで紹介された興味深い論文を紹介していきたいと思います♫

腹筋には「アウターマッスル」と「インナーマッスル」があるのをご存知でしょうか?

・アウターマッスル→外側から触れる腹筋(腹直筋、外腹斜筋)

・インナーマッスル→その下の層にある腹筋(腹横筋)

アウター&インナーマッスルが一緒に働いてくれるお陰で、動いたり姿勢を保ったりできます。

同じ腹筋でも層が違うので、働き方がちがいます。よく「インナーマッスルが働いてからアウターマッスルがはたらく!」と言われています。

では一体いつ、インナーマッスルやアウターマッスルがはたらくのか?を、大久保先生は『針筋電図』をつかって検証しました\(^o^)/

今回は、

『立ち幅跳びをした際、いったいどのタイミングでインナーマッスル、アウターマッスルがはたらくか?』の調査です♪

《対象》

・健康な男子 13名

・平均年齢:23.9歳

《方法》

① 針筋電図でインナーマッスル(腹横筋)のはたらきを確認。

※針筋電図……針を刺して筋肉の働きを確認。針を刺すときは痛みあり。

② 表面筋電図でアウターマッスル(腹直筋、外腹斜筋)のはたらきを確認

※表面筋電図……触れる筋肉にパットをつけ、はたらきを確認。痛みなし。

③ 立ち幅跳びをしてもらう。

ジャンプするときの踵が上がる0.2秒前とつま先が離れてからの0.2秒後のインナーマッスルとアウターマッスルのはたらきを観察

《結果》

① 立ち幅とびをする直前の両ひざをまげるとき(準備段階)は、インナーマッスル→アウターマッスルの順にはたらく。

② 踵が床からはなれて飛んでいる時は、インナー・アウターマッスル両方とも一番強くはたらく。

③ 立ち幅跳びの一連の動作(飛ぶ前〜着地)で、インナーマッスルのはたらきが一番強い。

《まとめ》

立ち幅とびなどのジャンプ時は、インナーマッスルのはたらきが強いことがわかりました。

そして、ジャンプ前でもインナーマッスルがはたらくことわかり、インナーマッスルの重要性がわかりました。

「腹筋トレーニング」というと、あおむけで両ひざまげて、頭のうしろで両手を組んで上半身を起こす!というイメージが強いですよね…。これはアウターマッスルのトレーニングになります♫(+_+)

この論文でもインナーマッスルのトレーニング方法を紹介してますのでリンクを貼っておきますね♫
http://pain-physio.net/inner-muscle/

インナーマッスルのトレーニングは大きな力ではなく繊細なうごきで行うので、興味のある方は是非!通院先の理学療法士に聞いてみて下さいね^^

引用

Yu okubo et al., Abdominal muscle activity during a standing long jump
J Orthop Sports Phys Ther. 2013
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23756356/

西川整形外科ホームページ: http://www.naoso.com/

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