腰を横に倒すとき、腰にはどんな力がかかっている?
連休はあいにくの雨でしたね。。。。色々研究などは進みましたが外では遊べませんでした。。。
今回も面白い研究があって、患者さんにも役に立つ内容だと思います!
腰を横に曲げる「側屈」という動き。
日常生活でもよくやりますよね。
洗濯物を取るとき、棚の下のものを取るとき、スポーツでもよくあります。
カナダの研究で、この動きをしているときに腰の中で何が起きているかを調べた結果があります。
目次
実験でわかったこと
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腰には上から押しつける力(圧縮)がかかります。
20kgくらいの荷物を持って横に曲げると、腰には約270kg分の力がかかります。 -
ずらす力(せん断力)もかかります。
横に曲げた方向によって、このずれる力の向きも変わります。 -
腰の靱帯は、曲げの中間ではあまり働きませんが、限界近くまで曲げると一気に引っ張られます。
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筋肉がしっかり働いているときは靱帯の負担が減ります。逆に筋肉が働いていないと、靱帯に負担が集中します。
腰を守るためのポイント
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限界まで倒さない
荷物を持ったまま終わりまで横に倒すと靱帯に強い負担がかかります。 -
ゆっくり、コントロールして動く
急に倒すと筋肉や靱帯に大きな力がかかります。 -
左右バランスよく使う
いつも同じ方向だけ曲げると、片方の関節や椎間板に負担が集中します。 -
筋肉を使いながらの柔軟性
柔らかさだけでなく、筋肉がしっかり働いてコントロールしながら動く柔軟性が、腰痛予防には大切です。
まとめ
腰は、横に曲げるときに思ったより大きな力を受けています。
これは側屈だけでなく、前屈や伸展の動きでも同じようなことが起こります。
特に荷物を持って動くときは、中間くらいの角度で動く、左右・前後バランスよく使う、ゆっくり動くことがポイントです。
そして、柔らかくするだけでなく、筋肉を働かせながら動かせる柔軟性が、腰痛を防ぐためのカギになります。
日常生活や運動のとき、ぜひ気をつけましょう。
引用文献
McGill, S. M. (1992). A myoelectrically based dynamic three-dimensional model to predict loads on lumbar spine tissues during lateral bending. Journal of Biomechanics, 25(4), 395–414. https://doi.org/10.1016/0021-9290(92)90001-U