TABATAトレーニングって従来の有酸素運動トレーニングと比較してどうなの?
答え:両方とも有酸素能力向上効果はあり。でも…TABATAトレーニングの方が短時間で済む♪
1996年に田畑先生が考案した高強度トレーニングを4分間続ける(実際は、20秒高強度トレーニング10秒休みを8セット)TABATAトレーニングは、中等度の有酸素運動を1時間行うよりも、有酸素及び無酸素運動能力が上がると言われています(1)。
これまでのTABATA トレーニングについてまとめた論文を紹介します(2)。
1996年〜2017年までで検索した論文の中、基準に見合った30の論文からの結論です。各論文、トレーニング方法が異なっていたり、評価の指標が曖昧なものをも多かったそうです。その中でも基準にあった30の論文からの結論は。。。
TABATAトレーニングは、従来の有酸素運動トレーニングと比較して同様の有酸素能力向上がみられる。なんだ一緒じゃんと思ったら…「より少ない時間で^^」とのことでした。
『より少ない時間』がポイントです。プロトコールは週5回だったと思います(原文は週5回の6週間で効果あり)。1回が4分で終わるのは魅力的ですね。…ただ運動自体はかなりハードです(++)(持病がある方は専門家と相談したほうがいいと思います)1時間ランニングするよりはいいな〜、と思われる方もいるかもしれません。
ただし、ダイエットに関しては TABATAプロトコールの有用性はなかったようです。。。残念。
(1)Tabata I, Nishimura K, Kouzaki M, et al. Effects of moderate-intensity endurance and high-intensity intermittent training on
Anaerobic anaerobic capacity and VO2max. Med Sci Sports Exerc (1996); 28: 1327–1330.
(2) Ricardo Borges Viana et al. Tabata protocol: a review of its application, variations and outcomes
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29608238/?from_single_result=Tabata+protocol%3A+a+review+of+its+application%2C+variations+and+outcomes