福島県立医科大学:加藤欽志先生(整形外科医)の発育腰椎分離症の論文のご紹介^^第2弾

今年もみなさまありがとうございました^^
今年は、青木保親先生と一緒に本を出せました。とてもいい思い出になりました。来年も臨床、研究、発表がんばりますのでどうぞよろしくお願いいたします。

さて、今回は前回の第2弾ということで、福島大学の加藤欽志先生の論文のご紹介ですー
前回は見ていただけましたでしょうか?

前回は、『野球プレーヤー:腰痛が〇週以上続くと→発育期腰椎分離症(腰の疲労骨折)に注意?』という話で、答えは腰痛が4週間以上続くと発育期腰椎分離症になっている可能性↑ですといった内容でした。

今回は、野球選手で発育期腰椎分離症になってしまった子は、野球のどの動作で痛みをうったえる傾向か?です。これも気になりますよね。投球中?打撃中?守っているとき?さていつでしょう?

答えは、走っている時 でした。走っている時腰痛を特に感じているそうです

加藤先生は、選手たちに、腰痛を感じるのは、打撃中?投球中?守備?走っている時?の4つの状況で聞いていました。結果、発育期腰椎分離症になっている選手の腰痛は、走っている時に感じると答えた選手が多かったとのことです。

ボクは打撃かな?と思っていましたが、意外でした。野球なので腰にストレスがかかるところは、打撃や投球だと思いがちですが、発育期腰椎分離症の痛みは走っている時よく感じるのですね。今回は野球選手が対象でしたが、多くのスポーツは「走る」はよくおこなうと思いますので他のスポーツでも応用がきく結果だと思います。

臨床で、どの状況で痛むか細かく確認していないこともあるので、来年からしっかり聴取して見逃さないように気をつけます^^加藤先生、今回もありがとうございました。

みなさま、それでは良いお年を!来年もどうぞよろしくお願いいたします。

参考文献
Kato KInshi et al.,Clinical characteristics of early-stage lumbar spondylolysis detected by magnetic resonance imaging in male adolescent baseball players
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36396506/

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