『肩が痛くて寝られない!…ひょっとしたら肩関節に水がたまっているかも!?』
前回の記事で、冒頭のあいさつを忘れているのに気づきかなりあせってしまいました。さらに冒頭のあいさつのウエイトが自分のなかで巨大化していることにも気づき、またあせっています。
#このブログの目的を問い直します
#前回の記事に冒頭の挨拶つけましたのでよければまたみてください^^http://pain-physio.net/muscle/
今回は、西川整形外科:理学療法士(武田大輝)の最新!学会発表を紹介したいと思います♪
●肩関節が痛い方の特徴(症状)➡️夜に痛む(TT)
非常に困る症状です。
・夜寝る時に肩が痛くてなかなか寝付けない
・一度寝ても寝返りをした時に肩の痛みで起きてしまう
・肩が痛すぎて全く寝られない。。などなど
《対象》
・肩が痛くて当院に来院したかた
・MRI 検査をした48名(男性22名,女性26名)
・平均年齢:60歳
《調査項目は》
・Athens Insomnia Scale(アテネ インソミア スケール:夜の痛みによる睡眠障害度を測定するテスト)
・夜の痛みの有無
・夜の痛みの強さ
・関節のうごき
・MRI検査による腱板断裂(肩の腱を痛めている)の有無
・関節に水がたまっているかの有無
・骨に負担がかかっているかの有無
・力こぶの腱が痛んでいるかの有無
夜の痛みによる睡眠障害度を測定するテストの結果と、他の項目がどの程度かかわっているかを分析。
《結果》
夜の痛みにより睡眠が著しく障害されているひとほど、痛みが強く、肩の関節に水がたまっていた。
「夜に感じる肩の痛みが強い」というのはわかりますが、「関節に水がたまっている人も睡眠障害の重症度がたかい」というのは、意外な結果でした。
また、腱板断裂(肩の腱が切れたり痛めること)よりも関節に水がたまっている方が、夜の痛みに関係していることがわかりました。これも、意外な結果です。
夜に肩の痛みがでる方は早めにMRI検査をして、肩関節の「水」の有無を確認することをオススメします♪
夜の痛みをガマンしていると、睡眠不足になり精神的にもつらくなります>.<(*_*)
薬や注射などで夜の痛みはコントロールできるので、早期発見・早期治療!で快適な睡眠を手に入れてくださいね♫
《余談》
・肩の関節のなかに「石灰」がたまる病気もあります。
これは「石灰沈着性腱板炎」といい、夜間急な激痛にみまわれることがあります。それこそ「痛くて寝られなかった…」と翌日受診されるかたも多い病気です。今回は調査対象外としています。
・夜いたくて寝られないというのは、かなり炎症がつよい状態なので、場合によっては内科的な病気の可能性もあります。
何事も「早めの受診・診断」が大切です(^^)
引用 武田大輝 肩痛患者における睡眠障害の重症度は夜間痛VASと関節水腫に関連する 日本運動器理学療法学会2021
西川整形外科ホームページ: http://www.naoso.com/
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